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平成16年度決算委員会_建設水道委員会 名簿 開催日: 2005-09-22
平成16年度決算委員会_建設水道委員会 本文 開催日: 2005-09-22

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  1. 前橋市議会 2005-09-22
    平成16年度決算委員会_建設水道委員会 本文 開催日: 2005-09-22


    取得元: 前橋市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-15
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1              ◎ 開       議                                        (午前9時58分) 【北爪委員長】 これより建設水道常任委員会を開きます。 2              ◎ 傍聴の取り扱いについて 【北爪委員長】 初めに傍聴の取り扱いについてでございますが、傍聴の申し出がありましたので、許可をいたします。  傍聴人の方に申し上げます。傍聴に当たりましては、お手元の注意事項をお守りいただきたいと思います。 3              ◎ 委員会運営要項について 【北爪委員長】 本日の委員会の運営については、既にお手元にご配付してあります委員会運営要項によりまして進めることといたします。 4              ◎ 議 題 の 宣 告 【北爪委員長】 本委員会は、15日の本会議において付託を受けた議案のうち審査日程表の議案を議題として審査をいたします。  この際、委員会運営上一言申し上げます。質疑に当たっては、重複を避け、簡明にお願いいたします。  なお、当局に申し上げます。答弁に当たっては、職名を告げるとともに、質疑の趣旨を的確にとらえ、簡潔明瞭にお願いをいたします。
    5              ◎ 質       疑 【北爪委員長】 これより質疑に入ります。                (笠 原   久 委 員) 6 【笠原(久)委員】 おはようございます。昨日の新聞等によりますと、全国の地価の状況は一部では上昇に転じられたと報じられております。また、株式市場においても日本の基幹産業である自動車関連、建設関連株等の活発な出来高が目立ちます。日本経済の景気回復だと思います。  本市においても景気回復の要因となる民間マンション等建設ラッシュが見られるようになりました。また、公営住宅の必要性も重要であります。そこで、市営住宅について幾つか質問をさせていただきます。  平成16年度決算の大要によると、市営住宅整備事業3億8,300万円として広瀬第5団地建設とありますが、その効果はどうだったのか。また、今後の整備計画をお伺いいたします。 7 【齋藤建築住宅課長】 ご質問の件につきましてお答えします。ただいまの質問の中で、広瀬第5団地UE棟の建設のその効果はどうかということでございます。UE棟につきましては、鉄筋コンクリート造4階建てで44戸、平成15年と16年の2カ年度にわたりまして建設をいたしました。44戸の住戸の内訳でございますが、シルバーハウジングを単身用12戸、それと世帯用4戸、身体障害者単身用1戸、身体障害者の世帯用1戸、一般世帯が26戸でございます。  それと、今後の整備計画でございますけども、UE棟につきましては既存の住宅のような随時のあっせん方式じゃなくて、公募でいたしましたところ全体で4.6倍に当たる204世帯の申し込みがあり、公開抽せんとさせていただきました。当選者には平成16年11月から入居させていただきまして、大変満足をいただいているということでございます。今後の広瀬の建てかえの計画についてでございますけども、今後につきましては広瀬の第5団地の既存住戸、28戸を本年度除却いたしまして、第5期分となるUF棟40戸を平成18年度に着工しまして、19年度に竣工する予定となっております。以上です。 8 【笠原(久)委員】 わかりました。  続いて、入居率の向上策についてお伺いいたします。空き部屋をなくし、できる限り速やかに入居していただくことが歳入の確保につながると考えていますが、そこで入居申し込みの少ない、人気のない団地もあるようですが、空き部屋をなくすためどのような対策を講じているのか。また、高額家賃滞納世帯や、言葉は悪いですが、悪質滞納世帯への対応について今までどおりの方法で行うのか、もっと強行的に行うのかお聞かせください。 9 【齋藤建築住宅課長】 団地の周辺に生活利便施設があることなどの立地条件や建設年度、設備によりまして非常に要望の高い団地がある一方、入居希望の低い団地もございます。空き住戸につきましては、退去修繕終了後、毎月1度入居待機者に対しまして要望に沿った住宅をご案内申し上げております。現在これまで入居退去者が比較的少ない、いわゆる人気の低い芳賀団地であるとか、江木団地の最近では入居待機者がおるような状況になっております。この要因につきましては、どこでもよいから早急に市営住宅に入居したいという要望や本当に住宅に困窮している方に対しまして早期入居が可能な住宅をご案内していることが人気の低い団地でも空き住戸が少なくなった実績であろうかと考えております。団地の外から見てみますと、あいているように見える住戸につきましては、退去後の退去者が負担して行う修繕をしているものや、また退去者がその修繕の終了した後に市の方での負担による修繕が終了してから入居待機者にご案内している状況でございますので、多少の修繕の期間につきましてはご理解を願いたいと思います。また、中には老朽化が進みまして、修繕が不能な住戸もありますので、これもやはりご承知おき願いたいと思います。  次に、滞納の対策でございます。今後は、これまでと同様に悪質な滞納者に対しましては提起を行うとともに、まず高額滞納者になるであろうと推察されるような滞納者を対象になるだけ早期に事前指導を強化し、提起によらない住宅の明け渡しの推進にも努力したいと、このように考えております。以上です。 10 【笠原(久)委員】 ぜひともよろしくお願いいたします。  続いて、耐震改修について私は3月の委員会において旧建築課が所管する公共施設の耐震改修について質問いたしました。市営住宅は、一般の公共施設と違い、そこに入居者がおり、大地震に対する備えの必要性を強く感じます。市営住宅においても耐震改修が必要な住戸があると聞いておりますが、現状での考え方はどうか。また、これらの住戸を今後どういう形で対応していくのかお伺いいたします。 11 【齋藤建築住宅課長】 市営住宅につきましては、新耐震設計法という法律がございますけども、その法の施行前の昭和56年以前に建設されたものは144棟ございます。耐震調査の結果、このうち10棟は構造が鉄筋コンクリート造ラーメン構造と呼ばれるもので、やはり何らかの補強が必要ではないかということがわかっております。現状での耐震改修に当たりましては、まず耐震工法の研究、それと工事期間等で入居者に及ぼす影響、さらには住宅の居住環境としての採光の面積や、また階段、廊下等の避難経路の確保など多くの課題がございます。そのようなことから、工事実施に際しましてはその準備等に時間を要する状況と考えております。  それと、今後におきましては住戸の耐用年数や入居者への対応、また改修を実施した際の費用対効果、また先進都市の事例などを研究するなど総合的に検討いたしまして、次期総合計画に位置づけるよう努力して対応を図ってまいりたいと、このように考えております。以上です。 12 【笠原(久)委員】 財政状況が厳しい中でありますが、市独自での早期の検討、対応をお願いいたします。この件につきましては、機会がありましたら中間報告としてお伺いしたいと思います。  続きまして、耐震の続きですが、一般住宅の耐震についてお伺いいたします。市民からの問い合わせの内容及び過去3年間の問い合わせ件数について、わかる範囲で結構ですから、お聞かせください。 13 【櫻澤建築指導課長】 まず、市への問い合わせ等の状況でございますが、昨年10月23日の新潟県中越地震以降、個人住宅の耐震性に関する問い合わせが多くなりました。問い合わせの具体的な主な内容は、自宅が地震の際に大きく揺れたために心配になったというようなことがほとんどでございます。建築指導課では、自分でできる我が家の耐震診断の簡易耐震診断表等に基づきまして市民の不安解消に努めておるところでございます。また、さらに精密な専門性を要する内容につきましては社団法人群馬建築士事務所協会に相談するようご紹介をしております。  なお、問い合わせ件数につきましては、概数ではありますが、新潟県中越地震以降、約五十数件程度でございます。以上でございます。 14 【笠原(久)委員】 市民からの問い合わせの高いことが理解できます。市として何か施策を考えているのかお伺いいたします。 15 【櫻澤建築指導課長】 地震により市民の関心も高いことから、市民に安全で安心していただけるように市といたしましては来年度に木造住宅耐震診断事業の創設を検討しているところでございます。この事業につきましては、平成17年度に国土交通省が創設いたしました住宅建築物耐震改修等事業の制度を活用いたしまして、昭和56年の新耐震基準以前の木造住宅を対象に耐震診断費用を補助するものでございます。補助率につきましては、国費が2分の1、地方が2分の1でありますが、地方の補助率につきましては今後県との協議の中で定まる予定でございます。以上でございます。 16 【笠原(久)委員】 一般住宅の耐震診断を補助するという取り組みは、大変評価できるものと思います。しかし、事業実施に当たり市だけじゃなく、専門業者等の協力が必要であると考えられるが、市内で耐震診断ができる診断士の資格を持っている事業所数と診断士の人数をお聞かせください。 17 【櫻澤建築指導課長】 市内の耐震診断士の資格所有者の状況でございますが、財団法人日本建築防災協会から認定されています資格者は48名で、35事業所に所属しております。なお、群馬県内には135名の有資格者がいます。以上でございます。 18 【笠原(久)委員】 ぜひとも専門の診断士の協力を得て事業化できるようお願いいたします。  次に、アスベストに関してご質問させていただきます。総括質問で何名かの方々から質問がありましたが、本日は民間建築物に対するアスベスト対応についてお伺いいたします。奇跡の鉱石とも言われたこの鉱石は、今やこの世から排除すべきものとなりました。さきの8月30日の建設水道常任委員会民間建築物の吹きつけアスベスト調査の途中経過報告はありましたが、その後の最終的な結果についてお聞きします。  また、この調査により吹きつけアスベストが使用されていた民間建築物について今後の対応と支援策等があるのか当局のお考えをお伺いいたします。 19 【櫻澤建築指導課長】 まず、1点目の民間建築物アスベスト調査の最終結果についてお答えさせていただきます。建築指導課の職員が現地を訪れました最終的な現場調査数は814棟でありましたが、既に自主調査等行っていたものが74棟ございまして、この74棟を除きますと最終的な調査棟数は740棟でございます。そのうち露出してアスベストの吹きつけがされている建築物の数は48棟でございました。この調査結果を9月12日に群馬県を経由して国土交通省に報告した次第でございます。  次に、今後の対応策としての支援策についてでございますが、本会議において都市計画部長から答弁いたしましたとおりの考え方が基本でございます。現在国土交通省においては社会資本整備審議会の専門部会におきましてアスベスト規制の検討が始まったところで、除却の支援策等も検討するような情報をいただいております。市といたしましては、国の動向を踏まえ、支援策等については研究課題とさせていただきたいと考えております。当面は、環境、健康、建物に関する担当課が十分な連携をとりまして、アスベスト対策にかかわる指導や助言を行う考え方でございます。以上でございます。 20 【笠原(久)委員】 ぜひとも速やかな対応をお願いいたします。  次に、区画整理事業についてお伺いいたします。私の地元でもあります駒形第一土地区画整理事業で平成16年度の決算書を見ますと、当初予算では8億9,000万円、決算額は9億1,000万円となっております。土地区画整理事業では家屋移転と道路整備が主なものでありますが、それぞれ当初計画でしていた内容と実際に行われた決算の状況についてお聞かせください。 21 【梅山区画整理第一課長】 まず、家屋の移転戸数でありますが、当初では25戸を予定しておりましたが、地権者との折衝が進んだことにより、当初より4戸多い29戸の移転を行うことができました。この中には企業の本社社屋の移転など大口の移転も含まれております。  次に、道路整備でありますが、当初では125メーターを予定しておりましたが、移転の進捗に伴い320メーターの整備を行いました。以上でございます。 22 【笠原(久)委員】 家屋移転、道路整備とも当初計画を上回った進捗ということで大変評価をいたします。  それでは、こうした結果を踏まえ、平成17年度当初予算で計上された12億3,000万円の予算見通しがどのようになっているのか同様に移転戸数、道路整備の見通しについてお聞かせください。 23 【梅山区画整理第一課長】 平成17年度につきましては、移転戸数43戸、道路整備240メーターの予定で、現在地権者折衝等含め鋭意努力を行っているところであります。以上でございます。 24 【笠原(久)委員】 最後になりますが、要望を述べさせていただきます。  昨年度に増して事業進捗に取り組んでいるということで、より一層の努力を期待いたします。  また、土地区画整理事業が長期化していることで地元住民は将来の見通しがつかず、不安を感じております。8月には地区内の住民に対して進捗状況等の説明会を市長、都市計画部長のご理解と自治会の協力を得て開催いたしました。日曜日にもかかわらず、担当課長を初め多くの職員の方に対応していただきました。出席者100名を超え、非常に盛況でありました。地元議員としてもありがたく思っております。今後とも引き続き地権者の方にはよく説明し、納得いただき、より早く区画整理事業及び下水道事業に関しても特段の努力をお願いして質問を終了いたします。                (中 道 浪 子 委 員) 25 【中道委員】 私の最初の質問は、市営住宅の諸問題から始めます。  まず、市営住宅のストック総合活用計画についてです。昨年6月に市営住宅のストック総合活用計画が提出され、公営住宅のストックの概要や市営住宅への入居者、入居希望者の意向、ストック活用計画における取り組みスケジュールなどの方針が提起されましたが、この計画に基づいた事業が昨年度どの程度実施されたのでしょうか、まずお伺いします。 26 【齋藤建築住宅課長】 まず、昨年度の実施ですけども、これまでやって位置づけられてきました外壁改修であるとか、トイレの水洗化、またそういったもろもろの修繕、整備等につきましては確実に実施しております。具体的な例といたしましては、昨年度につきましては団地周辺の環境整備ということがありました。以上です。 27 【中道委員】 これまでのということのご答弁があったんですけれども、計画をつくらなくても毎年予算組んで必要に応じてやっているわけです。ですから、その範囲でやっていたのか、あるいはストック総合計画は実施計画を出されていないように私は思っているんですけれども、ですからその範囲でやったのか、計画に基づいてやったのかお答えください。 28 【齋藤建築住宅課長】 ストック総合計画の策定につきましては、やはり平成16年に策定されましたんで、まだちょっと日が浅いということで、大型の計画実施につきましてはこれから総合計画であるとか、または地域住宅交付金制度であるとか、そういうものに位置づけていくということでございます。これからの位置づけになっております。以上です。 29 【中道委員】 結局ですからストック総合計画は昨年つくったけれども、まだその限りで発動していないということだと思うんです。市営住宅に住んでいる住民の多くの方にとってみますと、かなり高齢化が進行して住宅も老朽化が進んでいるわけです。それで、課長もご存じのように、住民が本当に細かいところまで直してほしい、あるいはエレベーターを設置してほしい、トイレやおふろ場、台所、もろもろの要望があるわけです。そういう要望を住宅課の皆さんが団地に来てくださって要請を積み重ねてきているわけです。そのときからストック総合活用計画をつくって対応するというふうに言ってきているんです。かれこれそれからすると、私大げさじゃないですけど、五、六年は優にたっているというふうに思っているんです。そういうことからすると、今の答弁、住民が聞いたら本当に怒ると思うんです。これから先の計画とあわせてやるというんでしょう。今総合計画とか地域交付金制度とあわせてやるというわけですけれども、それでは納得できないんですけれども、つくったこの総合ストック計画に合わせた実施計画をやはり独自につくるべきではないですか。いかがですか。 30 【齋藤建築住宅課長】 計画は、このストック総合計画に基づいて課としては持っておりますが、交付金等の関係もありますんで、そういうところにしっかり位置づけないとやはり財政的な負担もあるということで、大きい事業についてはこれに位置づけたものについてこれから総合計画、実施計画でやっていくということでございます。 31 【中道委員】 この現時点でそういう答弁になるわけですけれども、これからストック総合計画を立てようというときには総合計画に合わせてとか、交付金制度に合わせてとか、そういうことは一言も言いませんでしたよね。ストック総合計画が独自につくられて、修繕はこれでいくんだというお話をずっと聞いていたように私は思うんです。今の時点になって総合計画に合わせるとか、もう先へ先へ延ばすことしか考えていないと言っても言い過ぎではないというふうに思うんです。職員の皆さんは、このことでその担当になったらその限りをこなしていけばいいのかもしれませんけれども、住んでいる人にしてみると働き盛りに入居させてもらって、子育てしながら持ち家の夢を持って働いてきたわけです。社会状況の変化もあって持ち家が実現できなくなって夢も不可能になったわけです。安心して住み続けられる市営住宅を求めるように生き方を変えたわけです。そういう中で高齢化が進行して、住宅も老朽化が激しくなってきて、そういう中で国がストック総合活用計画をつくって、そこに踏み込むことを決めたわけです。それに対しての補助金はなかったんですか。 32 【齋藤建築住宅課長】 先ほど私答弁申し上げましたのは、すべてがそういうことで先送りというんじゃなくて、やはり大きい事業についてはこういうところに位置づけていくという話でございまして、小さい計画的な修繕につきましては、議員さんご承知のとおり、自発的に改修はやっているということでございます。以上です。 33 【中道委員】 そうすると、大きいものと小さいものというのはどの程度ぐらいで分けるんですか。 34 【齋藤建築住宅課長】 先ほども答弁いたしましたように、やはり交付金制度を使ったり、そういった国の施策に基づくような大きい事業でございます。例えば建設事業、それとか、あとは耐震改修事業、大きいところはそんなところですか。以上です。 35 【中道委員】 そうだとすれば、細かい事業についてはこれまでどおりやれるわけですから、ストック総合活用計画に基づいてどういうふうにするのか、それ以外でどういうふうにするのか、そういうものをやはり年次別に示すべきだと思うんです。前にもそういう質問もしたし、当局に日ごろからやりとりする中で示しちゃうと、それをしないと住民に変更があったときに困るからというふうに言ってきましたけれども、そのときも私言いましたけれども、100%しなければならないという、もちろんそうしてほしいですけれども、変更もあるのは重々承知しているわけですから、一応示すものを示さなければ今のように先送り先送りじゃなくて、その担保がないわけです。そういう意味では、やはり信頼を欠いていくものになるんじゃないかと前もお話ししたことがあると思うんですけれども、ぜひこのストック総合活用計画、大きいものはそういうことに対応するというならばそれを示して、そしてこれまでやってきたものとストック活用計画でやるものと年次計画を示していただきたいんですけど、再度答弁してください。 36 【齋藤建築住宅課長】 年次計画につきましては、やはり課としての計画は持ってございます。ただ、心配なのは、前回の委員会でも前の課長が話したとおり、やはり提示するということはその裏づけがないとなかなか提示しても入居者に対して過った情報というのかな、誤解をされるとか、またはそういう期待を持たれるとか、それがあると思います。ですから、うちの方としては慎重にその辺の公開は考えまして、確実性のあるものをやはりお話ししていくと。団地ごとにでも何でもそうですけども、きちっとした確実性のあるものを直接お伝えして誤解のない、またそういった情報伝達の漏れのないような方法で今までもやってきたし、これからもやっていきたいと、このように私は考えております。以上です。 37 【中道委員】 漏れのないように今までやってきたというんですけれども、確かに来月こうやるよという直前になれば、住民の生活もありますから、お話は届いているということは承知しています。しかし、今年度はこうするよとか、前半期はこうだよ、後半期はこうだよ、そういうことは今まで一切住民に知らせていないと思うんですけれども、今までやってきたというのはちょっと答弁認められないんですけど。 38 【齋藤建築住宅課長】 私が申し上げましたのは、事業をやるということは予算の範囲というのがございまして、建築住宅課の予算というのも例えば設備額と設備工事費という一つの枠の中でありますので、それは積み上げてありますけども、それで何が緊急的にやらなくちゃならないかというのが、管理していく点で緊急性というのが突然出てくると。ですから、じゃあなたのところへは何をいつやりますよという約束をしちゃうと、ほかにもっと緊急性のものがあったときにそっちへ回らないということあるんで、できるだけ、延ばすわけじゃないですけども、的確な時期を見計らってお話をしていきたいと、こういうことです。以上です。 39 【中道委員】 できるだけ的確な時期というのが今言ったように、さあ、やるよというときにはもちろんお話ししていただいていると思うんですけれども、緊急事態が起きたときは、それはそれで対応があると思うんです。ですから、緊急事態が起きるであろうことも予想しながら予算を立てて、それで執行しながら緊急事態が起きたらこういう事情でこのように使いたいということは十分可能なんじゃないかなと思っているわけです。住民の皆さんもその辺については前々から住宅課に示してほしいというふうに言っていらっしゃるわけです。今に至ってまだそういう状況ですから、ましてやストック総合活用計画ができているのにその年次計画も示さないというのではやはり不親切だというふうに思うんです。ですから、少なくとも予定したものは示して、緊急事態があったときにはそれなりの対応を納得していただくように説明をしていけばいいんではないかというふうに思うんです。本当にやるといった直前にはもちろん報告はありますけれども、ことしはどんなことをやるのか全く皆目わからないでいるわけです。ですから、ぜひ、今までも言ってきましたけど、この活用計画はできたんですから、やはり22年までの計画で最初にやるのか後にやるのかではまた随分違ってくるわけです。それ以前だって長かったわけでしょう。ですから、住んでいる皆さんの、市民の皆さんの気持ちを酌んでいただいて、それにこたえられるようにぜひしていただきたいと思うんですが。  これまでそういったことで何度も市の方に要請をしながら積み上げてきた要望もあるわけです。その一つとして、その2戸1住宅のことがあるんですけれども、ストック総合活用計画のこの計画書を見ると、計画そのものではありませんけど、文章の中にあるわけです。それは、やはり住民から要望が出ていたということを私は示していると思うんです。ですから、言葉だけで終わらせないで、現時点で計画をつくるに当たってどの住戸をそういうものの対象にしたらいいのか、どこから要望が出ているのか、そういうことをきちんと精査して対応していただきたいんです。順繰りに送っていれば、そういう要望が出ても、本当に実際にそうなんですけど、例えばエレベーターの話もこれからしますけど、欲しいと言った人はもう亡くなっています。そういうような状況が今置かれている現状なんです。ですから、そのときに対応したそのことをすぐしなさいというふうには言い切れませんけれども、やはり少なからず計画を立てて、立てたところを実施していく、こういう姿勢が欲しいなと思うんですけれども、この2戸1住宅もそういう角度からするとどんなふうにお考えでしょうか。 40 【齋藤建築住宅課長】 住宅マスタープランの2戸1の位置づけですけども、これについて委員さんがおっしゃられたとおり、はっきり2戸1をやるとかなんとかという明言はされていない。そういう2戸1という言葉だけちょっと出ているんですが、2戸1住宅の考え方というのは今までも考えてきたんですが、経済的効果、それがあるとかなり難しいということで検討してきてはおりました。しかし、それだけの設備投資効果があるかどうか。まして大体老朽化が進んでいる建物でございますので、その建物の寿命というのも当然先々あるわけなんで、その寿命を見比べて、それで果たしてそれだけの経済投資した方がいいのか、または逆に建てかえた方がいいかという、そういうことをやはり総合的に考えないと、単に2戸1がいいかということで進めているのもいかがなことかと思いますんで、その辺のところは慎重に考えてまいりたい、このように考えています。 41 【中道委員】 もっともだと思うんです。ですから、実施計画を立てなさいというんです。そういう中で示していけば希望していたところを考えてきて検討してきたけども、実際には今のようなことを計画の中で盛り込めば住民だってそれ以上やるべきだと言わないんじゃないかと思うんです。それが大事だというふうに思うんです。そのことを私が言う計画、実施計画というふうにとらえてほしいんですけれども。 42 【齋藤建築住宅課長】 先ほど私答弁しましたけども、やはり2戸1の結論的には、今現在は2戸1にする考えはございません。以上です。 43 【中道委員】 それから、二つ目は既設住宅のシルバーハウジングのお話、前もしたことがあるんですけれども、新しい住宅には、先ほど前の方の質問にもありましたけれども、老朽化が進んできてほとんど、全体的に高齢化しているわけですけれども、ある団地の部分はほとんど病人、高齢者というような人が入っているんです。それというのは、やはり建てかえで新しいところに入れなかった。つまりその家賃が払えないために古いところを希望して2部屋で、1階、2階ということで希望して入ったわけです。だから、そういう人にしてみると、新しいところに入りたいと思いながらも生活の実情で入れなかった。その人たちが、高齢化の人が集まっているわけです。ですから、見守る管理人さんを市の方で入居、公募でもして新しいところにつくったシルバーハウジングに倣うような形でできるんじゃないかということは前からもお話ししてあるので、技術的には難しくないと思うんです。あとは、ソフト面でどうするかということもありますけれども、ですからそういう人たちがかなりいるわけですから、ぜひこの計画の中に示してほしいと思って前々からお願いはしているんですけれども、この点についてはどうですか。 44 【齋藤建築住宅課長】 シルバーハウジングも現在61戸ということで広瀬団地に集中してつくっておりますけれども、私の考えとしては、それは必要性はあるんですが、住宅団地の建設ということからすれば老若男女、単身者、世帯者、高齢者、やはり混在するそういった世帯が混在して良好なコミュニケーションを図るということがこれからの団地づくりに必要ではないかと思います。ですから、そういう点からすればシルバーハウジング、高齢者層なんですが、これからシルバーハウジングだけをふやしていくというようなことは今のところ私は考えておりません。以上です。 45 【中道委員】 これからは混在の入居が必要だとおっしゃられるんですけど、これからのことじゃなくて、建てかえで入ったところが高齢者が集中しているわけですから、ここを若い人と入れかえるということはかなり先の先のことを考えなければ入れかわらないわけです。ですから、そういう意味で提案しているわけですけれども、お考えがないことはよくはっきりしましたので、それ以上言っても無理な面もあるでしょうから、また別な機会に申し上げることにして。  それから、エレベーターの設置のことなんですけれども、これは昨年このストック計画をつくって今年度で設計していくというふうにお聞きはしているんですけれども、昨年からことしにかけての現状はどうなっていますか。 46 【齋藤建築住宅課長】 エレベーターの設置につきましては、今年度3階以上5階未満の建物につきまして設計を委託していきたいということでございます。これもやはり国の補助金をもらう関係で申請をいたしましたところでございます。以上です。 47 【中道委員】 そうすると、今年度設計委託ですから、設計委託が済んで実施に入るということになると思うんですけれども、一遍に予定しているところができるというふうに思いませんので、予定しているところは何棟で、どのぐらいの割合で年次的にしていくのか、こういったものもつくるべきだと思うんですけれども、今お考えがあったらご答弁ください。 48 【齋藤建築住宅課長】 一応設計の段階ですと、まずは9棟設計したいと思っております。それで、設置する建物ですが、一遍には当然できないんですが、やはりエレベーターを設置とするということになりますと、入居者の合意というんですか、同意ですか、理解をいただくということでございます。これは、どういうことかといいますと、やはりエレベーターには電気代等かかりますんで、共益費の問題ということが必ずできますんで、そこをご理解いただけるかどうか、そこがポイントになると思いますので、とりあえず設計だけは9棟やりまして、その中で来年度具体的にその対象となる高齢者の多い住宅につきまして折衝いたしまして順位をつけていきたいと、合意が得られたものから実施にしていきたいというような考えでございます。以上です。 49 【中道委員】 そうすると、来年度9棟予定しているということでよろしいんでしょうか。 50 【齋藤建築住宅課長】 一応設計は今年度9棟ですが、来年度につきましてはこれから国の方の予算でどうなるかはこれからの補助金の枠の範囲でまた考えていきたいと思います。とりあえず設計は9棟です。以上です。 51 【中道委員】 エレベーターをつけたいなと思う棟は検討してあると思うんですけれども、それは何棟ぐらいなんですか。 52 【齋藤建築住宅課長】 対象とする建物につきましては、かなりの数ございます。本当は、みんなつけたいわけですけども、建物のやはり老朽だとか、いろいろそういった耐用年数等もありますんで、まず一遍にできませんので、とりあえず今までお話し申し上げてありますのは十数棟これからやっていきたいと、そういう提案でございます。以上です。 53 【中道委員】 全体では、十数棟していきたい。70棟設計委託したいと言ったのは何だったんでしょうか。 54 【齋藤建築住宅課長】 そのことは、私承知しておりません。以上です。 55 【中道委員】 そうしましたら、具体的に幾つか質問したわけですけれども、エレベーターも含めてそうなんですけど、やはり予算が来なければ実施できない、それもあるでしょう。しかし、予定を立てなかったら予算が来てもできないわけです。それで、来た分だけやっていくというのは非常にやはり市の事業としてよろしくないなと思うんです。ですから、やはり計画を立てて、補助金が来た、来ない、そういうこともあるでしょうから、努力をしてこない場合には仕方がない部分があると思うんです。ですから、エレベーターも含めて来年9棟やりたい、設計をしてやりたい、全体が十数棟、これを具体的に個別に指名するのは無理だとすれば、何基していきたいということぐらいを実施計画をぜひ立てるべきだと思いますし、住民ももう首を長くして、亡くなった人もたくさんおりますけれども、前々から言っているように、ぜひそういうものを示してほしいと思うんです。そうでないと、このストック総合活用計画がつくったきり、そのままなんです。これに基づいてやはり実施計画をつくって、今まで積み上げてきたものだけれども、今の現状に合わないものももう既に出てきていると今やりとりしましたけど、あると思うので、そのことを表明するためにもぜひ計画に基づいた実施計画を示してほしいと思います。 56 【齋藤建築住宅課長】 実際そうするとストック総合計画をつくって何もしないということじゃございませんので、エレベーター設置につきましてもこの計画にのっとって動いているわけでございます。  それで、計画はない、ないという話ですが、課としてはきちっとした計画をこういうことで持っていますんで、これは先ほどから言っていますように、果たして公表しちゃっていいかどうかということが非常に問題です。エレベーターをあなたのところにつけますよと言ったら、その方は必ず同意はとらなくても、得られなくてもやってくれるということが生じてしまいますんで、そちらの計画に基づいて今年度9棟は設計いたしますけども、工事実施についてはそういう状況を勘案しながら工事を進めていくということでご理解願いたいと思います。よろしくお願いします。 57 【中道委員】 計画持っているようですので、ぜひそれを公表していただいて、どこというふうに個別にすると問題が起きるということで、問題が起きない程度に示していただいて進めていただきたいなと思います。  それから、個別にすると問題が起きるというのは、先ほどの共益費のことが解決しないと設置できないということだと思うんですけれども、その点についてはそれを言ってますとまたその先大変だ、大変だということになりかねないと思います。ですから、もう一つ検討課題として設置して、その後共益費については相談していくということもあるのかなと思いますので、それも含めて検討していただきたいなと思います。  短期間で集中して改修するということに効果があるわけで、やる方にしてみると、そういうことではなさそうなんですけれども、住んでいる者にというか、長い間提案して、それこそ目の前にニンジンをぶら下げられて先送りになっているような状況でいるわけですから、ぜひやはり計画を実施していく、それを住民に示せるようにしていただきたいと思います。  次は、市営住宅の待機者解消と新地域への建設について伺います。市営住宅の入居希望者は、依然として増加の傾向にあるわけですけれども、当局は入居待ちの人は古い住宅より新しい住宅に入りたいから住宅に困窮していないんだなんていうふうにおっしゃっているんですけれども、私も待っている方、市民からお聞きしていたり、話も聞いたりしているんですけれども、今すぐ家がないということは恐らくホームレスのような方でない限りはないと思うんですけれども、やはり今の所得に対する家賃というのがかなり生活費に重くのしかかるわけです。そういう角度から考えれば、待っている人は家がなくて困窮ではありませんけれども、生活に困窮ということは承知してくださっているんだとは思うんですけれども、そういうふうに見ていただくとこの待機者の気持ちがもっとよくわかるのかなというふうに思うんですけれども、例えば年金者の例を出せば、国民年金で生活している人が民間の借家に入れるかといったら入れませんよね。だから、区画整理で借家を出なければならなくなった人は、当然のように市営住宅志向になるわけです。これは、そういう観点からいっても市営住宅の入居者が多いということは、前橋は区画整理を結構していますから、そういうことでも多いし、またあるいは人口は減っていますけれども、世帯がふえているというのを見ると核家族化が進行しているわけです。そういうことを考えると、他市と比べてみても市営住宅要望が多い市ではないかなというふうに思うんです。ですから、そういうふうに考えたときに、やはり今お聞きしたところですと574人ですか、600人近くいるわけですけれども、市営住宅の新築を考えていただきたいなと思うんですが、いかがでしょうか。 58 【齋藤建築住宅課長】 市営住宅の待機者、市営住宅の入居希望者のことについて、またそれと新築の増設についての話でございます。市営住宅の入居待機者の分析というんですか、考慮した結果、ちょっと古いデータがあるんですけれども、前橋としての市営住宅の保有率につきましては全世帯当たり7.3%ということで、全国平均から見ても決して少ないという状況じゃないと。県内比較してみても前橋市の市営、県営を含めましても70%は全国的にも結構ハイレベルの方にあるんじゃないかと、こういうふうに思っています。それと、あと待機者が今多いことは事実でございますけれども、申し込む内容がいろいろございまして、市営住宅の本来の目的といいますと、低所得者で住宅に困窮している方ということが大前提でございます。市営住宅の申込者の内容を見ていますと、理由として生活に困窮して本当に民間の住宅に入居できないということが大体分析しますと約35%ぐらい、それとあとは結婚等によって親元から世帯分離する、こういう方が13%、あと離婚等によりまして、また死別等によりまして、いみじくも1人になっちゃったという方の世帯が10%というようなデータがございます。また、その住宅に対する困窮度ですけども、本当に住宅がなくて困っているという方は約36%程度、あとは待機者の中でこれ以上に問題というんですか、課題なんですけども、それほど今すぐ入居には困っていないんだけども、ある程度新しい住宅があいたら入りたいという方が二十数%おるということで、その傾向を見ますと、前橋市の場合はある程度その待機者が広瀬に集中しているということがわかります。大体申込者のおよそ5人に1人が広瀬を希望している状況にあります。そんなような状況でございまして、そういうようなことから新規にこれから新団地建設で、建てかえは別ですよ。そういったもので住戸をふやすということは、今のところ考えておりません。以上です。 59 【中道委員】 いろいろ課長の方から実態の話がありましたけれども、先ほども私が言いましたけど、困窮者の概念をどこに置くかなんです。新しいところに入りたいからという話もあったんですけど、どこでもいいということで2部屋のところを紹介されても、これから子供が生まれてきて、そこで生活をした場合に、じゃ住みかえられるかといったら、ほとんど、最近は力入れていただいていますけれども、高齢者の部分では。一般世帯のところは、なかなかそういうふうになりません。また、あきません。ですから、入る人はもうそこを見込んでやはり第1希望としてある程度期間住める、そういうことを希望しているんだと思うんです。ですから、えり好みして希望しているということとは違うんだと思うんです。とりようだと思うんです。私が聞いた話をお話しすれば、そういうことなんです。ですから、新しいところを待っているというのは、そういう意味なんです。同じように民間のところを借りるとなれば、当たり前のことですけど、書きかえもあるし、個人の大家さんとの関係もありますし、そういうことでいけば安心して市営住宅は住める、そういうことで選んでいるんだと思うんです。ですから、待機者の一人一人がどうということでなくて、全体的に待っていることは事実ですから、そういうことを私は申しているわけなんです。  待機者がふえる要因は、もちろん入居した人が圧倒的に多いからですけれども、中でも退去する人が少ない、これが今定住型になっているという点で回転しないというか、待機者が多いということにもなると思うんです。この点については、どんなふうに考えていますか。 60 【齋藤建築住宅課長】 入居者の中に、先ほどからちょっと話出ていますけども、こう言っちゃ失礼ですけれども、善良じゃないというんですか、悪質的な滞納者または不法的な入居者が結構おります。そういうことで、最近建築住宅課としても悪質滞納者につきましては提訴いたしまして、退去願うということに力を入れております。以上です。 61 【中道委員】 そういう人が中にはいるのかもしれませんけれども、全体的な話からした場合にそういう方の例を出すのは適切ではないなというふうに思います。  また、もう一つ住宅の回転を早くするという一つで、入居者が退去するときの住戸改善がありますよね。先ほどもちょっと答弁ありましたけど、かなりの期間を要しているのではないかというお話も聞いているんですけれども、入居者の責任と市の責任の分野があると思うんですけれども、そのテンポを速めるということについてはどうですか。 62 【齋藤建築住宅課長】 テンポを速めるということのちょっと意味がわからなかったんですが、どういうテンポ。 63 【中道委員】 ですから、改修を早く済ませて次の人に紹介すると。 64 【齋藤建築住宅課長】 各戸、各退去者につきまして、いろいろ条件というんですか、いろいろそういった使用勝手、そこに住んでおられた期間と、また使用の方法によって退去修繕の内容が変わってきます。当然うちの方としては、基本的には入居者が例えば壊したとか、汚したとか、そういったものは入居者責任、あとは市の側としては当然自然に使用していっての消耗とか、そういったのは市の責任でやっていますが、どうしても入居者の方にもそういったお願いをする部分については入居者持ちでやっていただくということなんで、非常に工事については早めるように努力していますけれども、ある程度時間のかかるやつもあると。その入居者の分につきましては、全部それが終わるまでは家賃を、使用料をいただいているということでございますので、ご理解願いたいと思います。 65 【中道委員】 速やかな修繕を進められるようにお願いしておきたいと思います。  合併もしたことですし、今後さらに市営住宅への入居はもっとふえるのではないかなと思っているんですけれども、当局はこの入居希望者の推移はどのように見ていますか。 66 【齋藤建築住宅課長】 合併による新市の住民の方の市営住宅への希望のことだと思いますけども、合併してから今日まで新市の住民の方が市営住宅に入居希望を出されたという経緯はこれまで6件ございます。そのうちの1件につきましては、既にもう江木団地に入居していると。あとの5名につきましては、これから入居の時期を待っているという形でございますんで、そういった数字からしますと、新市の方に例えば建設とか、増設とか、そういうのはすぐにどうかなということで、時代が変わればまたわかりませんけど、今のところはそれでいけるかなということで考えておりますが。 67 【中道委員】 市民の要望にこたえられるような住宅政策、政策の転換も含めて求めておきたいと思います。  次は、特定優良賃貸住宅の空き室対策についてですけども、この特優賃、特定優良賃貸住宅は中堅所得者階層を対象とする市街地への人口定着化を促すということで努めてきたというふうに報告がされているんですけれども、人口の定着になっているのかな、どうかなという立場から伺いますけれども、住吉の第一団地を含めて前橋にある、県が管理しているのも含めて何戸あって、空き部屋が幾つなのかお答えください。 68 【齋藤建築住宅課長】 県とか、ちょっとその辺のところのデータきょう今すぐには持ち合わせなくてごめんなさい。住吉団地につきましては、50戸建設したということで、この特賃につきましては民間と官と両方で支え合っているものでございまして、市営住宅の入居枠、月収20万、いわゆる収入部位でいきますと4部位以上の方の入居を対象としている住宅でございます。一応今それが前橋の公営としては50戸あるということで、民もあるんですけども、ちょっと今すぐにデータ出ないんですが、済みません。 69 【中道委員】 50戸中20戸あいているんです。民間の方も11戸中2戸とか、30戸中8戸とか、26戸中7戸とか、かなりあいて、合計すると150戸中45戸あいているということになるわけですけれども、民間といえども市もそこにはお金を出しているわけですから、全く別なものというふうに受けとめはできないと思うんです。住吉ですと全部市がやっているわけですから、50戸中20戸、この20戸あいているのは年数でいうとどのくらいあいているんですか。 70 【齋藤建築住宅課長】 先ほどの答弁での民間ちょっとお答えできないというのは違った。民間は、今現在前橋市内に4団地ございます。トータル戸数で100戸が民間の特優賃でございます。  それと、住吉第一のじゃあいている期間ですけども、これも正確に20戸いつからあいたかというのはちょっと把握していませんが、ここ数年あいているということでございます。以上です。 71 【中道委員】 ここ数年というふうに答弁あったんですけれども、今後どうするかという検討も多分されていると思うんですけれども、既に検討されているとすればどのような方向で検討しているのかお聞かせください。
    72 【齋藤建築住宅課長】 まず、そこに入る方というのは、先ほども話しましたように、一般公営住宅に高額所得者で入れない方ということでございますので、現在の市営住宅で高額所得者または収入超過者等々につきましてはワンランク上のこういうところに入るようにそういった収入超過者、高額所得者の是正をすると同時に、そういう通知と同時にそういうところもありますよということで、一般市営住宅からの転居をまずは進めると。それと、やはり最近の広瀬あたりにつくっている住宅に比べますと、設備的に今つくっているのは全部浴槽とか、かまとかつけていますが、当時やった、平成3年なんです、つくったのが。供給開始が平成3年なんですけれども、そういったものがないということなので、入居者要望からすると一般市営住宅よりもちょっと落ちるかなというようなことなので、やはりそれも今後のまた国への補助金申請に絡むんですけども、それらの住戸改善もできたらやっていきたいと。それで、やはりそういったニーズがあるかどうか、またそういうところの希望者があるかどうか期待をしてみたいと、こういうことでございます。 73 【中道委員】 今のまま修繕、改修して使っていきたいということですけれども、これからの社会状況がどんなふうになるかわかりませんし、少しの見通しの中でこの20戸が埋まるのかといえば、なかなか社会状況からそれも見通しが余りないなというふうに思うことから、要望になりますけれども、市営住宅の待機者の増加もふえる一方だというふうに思いますので、市営住宅としても有効活用ができるような方向で検討されるといいなと思って期待をしているんですけれども、要望にとどめておきます。  次は、都市景観アドバイザーと景観条例について伺います。本市にあるこの都市景観アドバイザー制度なんですけれども、相談件数はこの数年でいかがだったでしょうか、教えてください。 74 【牛込都市整備課長】 アドバイザー制度の相談件数なんですけれども、14年度から16年度まで、3年間ございますけども、それぞれ3件、合計いたしますと3カ年で9件ということでございます。 75 【中道委員】 昨年3件あったというふうに伺ったんですけれども、前橋駅前にできた二つの全国チェーン店が建設されているわけですけれども、昨年のこの3件の中に景観アドバイスということで相談があったのでしょうか。 76 【牛込都市整備課長】 昨年度3件相談がありましたけども、その中に今委員さんのご質問の件につきましては相談がありました。 77 【中道委員】 ご存じの方も多いかと思うんですけれども、前橋駅を利用している人とか、あるいは市民の方から前橋駅前の景観がよくない、市は意見も言わずに建てさせたのかなんていうふうな意見なども寄せられているわけです。当局は、同種の意見や手紙が来ているというふうに伺っているんですけれども、どんなものが寄せられているのかお答えください。 78 【牛込都市整備課長】 ご質問の市民の方からのご意見ということなんですけども、やはり前橋の駅前、玄関ということでありますので、今できておりますあの建物について景観上、駅の看板等も見えなくなったとか、そんなようなご意見もいただきまして、景観を大事にしていったらいかがでしょうかというようなご意見でございます。 79 【中道委員】 これらの市長への手紙とかモニターの意見に対して当局はこの店舗にどのようなアドバイスをしたのか、もししていたらお答えください。 80 【牛込都市整備課長】 景観アドバイザー制度をご利用していただきまして、ご相談がありましたので、アドバイザーの方々が意見を取りまとめいたしまして、相談者の方に文書で回答させていただきました。その内容につきましては、主に外壁の関係、それから看板の色などにつきましてご意見を助言させていただいたということであります。 81 【中道委員】 都市景観アドバイザーは、景観に関するアドバイスということで助言ということだった答弁があったわけですけれども、前橋の都市景観条例もありますけれども、この景観形成基準に適合しない場合には必要な措置を講ずるよう指導または助言するというふうに条例では書かれているわけですけれども、アドバイザーの助言とこの景観条例との関係はどのような関係になっておりますか。 82 【牛込都市整備課長】 都市景観条例とアドバイザーの関係なんですけども、都市景観条例につきましては前橋の都市景観条例の保全ということで、その条例の趣旨を生かすために都市景観アドバイザーの制度が平成5年の条例とともに発足をいたしました。ですから、都市景観条例の趣旨を生かした形で実際の具体策の一つとしてアドバイザー制度が生まれてきましたということであります。 83 【中道委員】 先ほど課長の方から看板のこと、つまり前橋駅という看板が隠れてしまって見えなくなってしまったとか、色が派手派手しいとかあったようですけれども、その後これらについての改善の要望していると思うんですが、このことについてはどのように答えているんですか。 84 【牛込都市整備課長】 アドバイザーの委員さん方のご意見を申し上げさせていただきまして、事業者の方にお答えしたわけなんですけども、特に色、それから看板等につきましては残念ながら事業者本社または進出をいたしました企業の方々と相談をさせていただいた結果、なかなか難しいというようなご意見をいただきました。また、私どもの方も景観を大事にしたいということもありますので、要望という形なんですけれども、助言なんですけども、ぜひ趣旨を理解していただいて協力をお願いしたいということでお話をさせていただきました。 85 【中道委員】 協力の要請をしていただいているようですが、看板についてはきのうあたりから作業を始めるようなこと、駅の方に問い合わせてみましたら、きょうはまだ直っていませんけれども、近々直るかなというふうに思われております。それで、要望していただいているようですけれども、強制的なものにはなりませんので、それを前橋の景観条例に合わせるような景観にしていくためにモデル地区に指定をするということがあるようですけれども、それについてはどのようにお考えですか。 86 【牛込都市整備課長】 今委員さんの方から看板のお話がありましたように、看板につきましては私どもの方もお話をさせていただいて、今の状態でいきますと、なかなか見づらいということでありますので、要請とか計画の確認をさせていただきました結果、近いうちに工事に着手するというお話をいただいております。また、今度新しくできます看板につきましては照明灯つきで、夜間でも遠くから見えるような看板にしたいというお話を聞いています。  また、今のご質問の景観モデル地区の関係でございますけども、モデル地区の指定にはやはり地権者の方のご理解またはそこにいらっしゃる事業者の方のご理解をいただいてモデル地区に指定をするという形になります。また、前橋の県庁前から駅前までにつきましては約1.5キロございますけども、そこにつきましてはケヤキ並木通りという形で景観を保持、保全していきたいという考え方もございまして、地元の関係者等にご協力を求めまして、平成13年度におかげさまで17号の50号の起点のところから東急インのところまでの本町二丁目ケヤキ通りという形で約500メーターにつきましてはモデル地区に指定をさせていただきました。また引き続き私どもの方でもその全体を、残りの2地区につきましてもモデル地区に指定をしていきたいという考え方もございまして、やはり地権者の関係者の方々のご理解、ご協力をいただかなくちゃならないということもございますので、駅前のケヤキ並木通りにつきましてもモデル地区指定に向けて今後努力をしていきたいというふうに考えております。 87 【中道委員】 ぜひ水と緑と詩のまちにふさわしい景観づくりを進めていっていただきたいと思うし、せっかくこのできたアドバイザーの役割が発揮できるように進めていただきたいなと思いますので、要望にとどめておきます。  次は、上水道関係について伺います。まず、水道料金の減免制度について伺いますけれども、前橋はこれまで水道料金の減免制度を利用した人が幾人いらっしゃいますか。 88 【阿久澤水道業務課長】 生活に困窮している方に対する水道料金減免制度の利用者についてでございますが、今のところ生活困窮ということでこの制度を利用した方はございません。以上でございます。 89 【中道委員】 生活困窮じゃなくても使った人はいないんですよね。制度はあるようですので、市民からこの制度を尋ねられたことがなかったんですか、あるいは利用するまでなぜ至らなかったのか、その点について。 90 【阿久澤水道業務課長】 過去におきましては、災害減免ということはございました。例えば阪神・淡路大震災、あるいは東京都の三宅島ですか、そんな形で災害減免という形で利用された方はございました。ただ、相談につきましては、過去におきましては電話等で二、三人ございました。以上でございます。 91 【中道委員】 それで、実際に利用するところに至らなかったということのようなんですけれども、制度が活用されれば滞納せずに済んだり、支払いに困ったときに救われることにもなると思うので、生活困窮者に対するこの制度をぜひ活用していただきたいと思うんですけれども、市民にお知らせしたことがありますか。 92 【阿久澤水道業務課長】 この水道料金減免制度の周知についてでございますが、水道料金の納付についてお客様からご相談があったときなど、また個別にご説明しているほか、インターネットの前橋のホームページ、水道局のホームページですけども、そのホームページに制度を掲載し、広く市民に周知してございます。 93 【中道委員】 その限りでなかなか周知が行き届かないのではないかなというふうに思いますので、今後についてなんですけれども、広報まえばしに掲載するとか、水道料金の支払いの振り込み用紙を郵送でされるような方には一緒に折り込んで同封するとか、そういったことが考えられると思うんですけれども、今後についていかがですか。 94 【阿久澤水道業務課長】 今後は、ただいまお答えしました方法のほか、水道局で発行しています、例えば広報と一緒に年3回発行している水道局だより等で掲載し、この制度についてさらなる周知を図っていきたいと思います。  あと、先ほどその納付書払いの方にはどうかというお話ございましたけども、納付書払いは全体的に、パーセンテージなんですけども、18%ほどですので、周知するということは広く市民に周知することが一番ベストかなと思いますので、やはり広報と一緒に配布される水道局だより等で周知を図ってまいりたいと考えております。以上でございます。 95 【中道委員】 ぜひ周知をできるだけしていただきたいのと同時に、広くするということも大事ですけれども、貯金額がなくて引き落としにならなかったという例があるかもしれませんけど、大体自動落としになっている場合には心配要らないんですけども、納付書で納めている人などはそういうこともあるのかなというふうに思いまして、少ないからこそ、そこに知らせていくということも大事かなと思いましたので、ぜひ検討していただきたいと思います。  もう一つ質問があるんですけど、用意して大変恐縮なんですけど、これで質問を終わらせていただきたいと思いますので、済みません。                (登 丸   保 委 員) 96 【登丸委員】 早速質問に入らせていただきます。  まず、1点目は石綿管について伺います。アスベストの問題がマスコミ等で大きく取り上げられ、社会問題になっていますが、直接蛇口から飲水できる世界一安全な飲料水を供給するために日夜努力しておられる現場の皆さんにまずは感謝申し上げます。  財政難の中、関係者のご高配をいただき、大胡地区の石綿管の布設がえは当初計画以上に進んでいるとお聞きしております。  そこで、まず初めに平成16年度大胡地域と粕川地域の石綿管の布設がえ実績について伺います。 97 【原澤水道整備課長】 平成16年度の大胡地域及び粕川地域の石綿管の布設がえの実績については、大胡地域では1,340メーターを施工しております。粕川地域につきましては、布設がえの工事はありませんでした。 98 【登丸委員】 これなぜお聞きしたかといいますというと、前橋市が新市地域に対する取り組みの姿勢というものを確認するために質問するわけであります。  次に、平成17年度の今日までの両地区の工事の進捗状況についてお伺いします。 99 【原澤水道整備課長】 平成17年度の両地域の工事の進捗状況につきましては、大胡地域では工事延長は約2,200メーターを予定しております。また、粕川地域では約280メーターを予定しております。なお、両地域では当初計画の工事で2,100メーターを予定していましたところ、今年度の工事につきましては約2,480メーターとなり、当初計画よりも整備が予定以上に進んでいると思っています。以上です。 100 【登丸委員】 3番目であります。大変前向きに地域の問題等我々持っておりましたけれども、新市に対する温かい思いが感じられるわけであります。  そこで、お伺いしますけども、今後の整備計画はどのように進めていかれるのかお伺いします。 101 【原澤水道整備課長】 今後の整備についてでございますが、両地域には石綿管がまだ約1万6,600メーター埋設されておりますので、新市建設計画との整合性を考慮し、早期解消に努めていきたいと考えております。 102 【登丸委員】 整備を進める上で大変これから心配な点が出てくると思います。騒がれていることが問題なのか、あるいは現状認識ができていないのが問題なのかわかりませんけれども、石綿管の布設がえ工事の際の工事関係者の安全性の確保についてはどのようにされるのか対策と取り組みについてお伺いいたします。 103 【原澤水道整備課長】 石綿管の布設がえ工事の際の工事関係者の安全確保の対策と取り組みについてでございますが、労働安全衛生法に基づく石綿障害予防規則が施行されたのを受け、原則管の切断等は避けて継ぎ手で取り外すことを基本としております。なお、やむを得ず工事現場内で石綿管の切断等の作業を行うときは作業員に呼吸用防護服及び作業服を使用させ、管からアスベストが飛散しないよう管に水をかける等の措置を行い、安全対策に努めるよう工事関係者等に指導して行っています。 104 【登丸委員】 十分注意を払っていただいて事故のないようにお願いしたいと思います。  そこで、要望でありますけれども、皆さんご存じと思いますけれども、地球は水の惑星と言われ、さらには人体の60%が水分であり、その重要性については念を押して申し上げるところではありませんけれども、本市は水と緑と詩のまちとスローガンに掲げており、また高木市長が環境都市宣言と生命都市宣言をいたしました。すべてに共通する問題、それが皆さんの取り組まれておる安全で安心、そして安定な水づくりであります。食によるにぎわいを考える上でも特に重要だと思います。そのような観点から、社会不安を払拭するためにも早急な整備とさらなる安全性の確保のためご尽力くださいますよう要望いたします。  2点目でありますけれども、江木第4団地の取り壊しについてであります。団地が消えるということは、言うまでもなく、そこに暮らす市民の生活がなくなり、すなわち消費もなくなるということであります。老朽化の進んだ団地であることはよく存じておりますけれども、地域経済に与える影響は大変大きいと思われます。取り壊しの際の環境問題と減少する地域人口、跡地の利用と上毛電鉄の活性化問題は絡めて研究なさっていると思います。  まず初めに、取り壊し計画についてでありますけれども、江木団地の取り壊しはどのようなスケジュールで行われるのか。また、取り壊しに当たりアスベスト対策はどうされるのかお聞きします。 105 【齋藤建築住宅課長】 江木第4団地の今後の方針でございます。まず、今現在入居しておられる入居者につきましては、平成19年の3月をめどに現入居者の移転を完了させていただきたいと、そういうことを予定していまして、またその移転が完了できれば平成19年度中にその建物を解体していきたいと、このように考えています。  それと、先ほどご指摘ありました解体時の石綿、いわゆるアスベストの対処についてでございますけども、現在アスベストの含有につきましてサンプリング調査をしまして、問題とされるアスベストがあるかどうか、含まれているかどうか、こういうものを今調査しておられます。それで、もしあるとすればことしの7月に施行されました石綿障害予防規則に基づきまして危険のないように解体工事を対処したいと、このように考えています。以上です。 106 【登丸委員】 次に、入居者への対応と地域問題であります。江木第4団地には、除却予定者は何世帯あり、移転対象世帯は何世帯あるのか。また、住民要望はどのように取りまとめるのか。そして、地域経済に対する影響をどのように考え、どう対応するつもりなのかお聞きします。 107 【齋藤建築住宅課長】 まず、1点目の現在の除却予定の世帯または移転対象は何世帯かということでございます。除却予定の棟につきましては6棟、48戸でありまして、現在お住まいになっている方が24世帯ございます。そのうちの移転対象者につきましての世帯は23世帯でございます。1世帯につきましては高額所得者でございましたので、退去していただくということでございます。  次に、2点目の住民要望はどのように取りまとめたかということでございますけども、現入居者に対しましてはことしの6月に住民の方に、入居者の方に説明会を開きまして、移転に関するご要望を集約するために皆様からアンケートの調査を実施させていただきました。それで移転希望の団地であるとか、部屋の数、またはどの階がいいとか、または住宅の使用料はどのようなところがいいのかという詳細なご希望をいただいておりまして、入居の皆さんにはご要望に沿えるような移転先を現在調整中でございます。  また、解体に対する地域経済の影響でございますけども、除却後の跡地の利活用につきましては重要なことの施策となりますので、慎重に今後対処していきたいと、そのように考えております。以上です。 108 【登丸委員】 この第4団地につきまして、私は大変子供のころの思い出のあるところであります。おじいさんのリヤカーに乗せられて、うちでとれました野菜、農畜産物を販売に行ったことがございます。3歳から行っておりました。また、高校時代は江木駅から電車に乗って高校まで通った思い出もございます。地域住民との協議は、完璧に進められていると私自身は理解しております。  また、跡地の利用につきまして、要望でありますけれども、さまざまな意見があると思います。広い空間が出現して、それゆえに危険な場合もございます。防犯上の観点からも人による管理が望ましいかなとも思っております。また、駅前交番等検討する余地もあるかなと思っております。さらに、江木駅周辺には医療施設もあり、生命都市と上電の活性化問題、これらが総合的に生かされる跡地の利用計画に向けての検討を要望いたしまして、私の質問を終わりといたします。ありがとうございました。                (土 屋 富喜子 委 員) 109 【土屋委員】 5点について質問をさせていただきます。  まず最初に、土地区画整理事業についてお伺いをさせていただきます。一般会計の決算総額の4.76%に当たる58億1,419万9,898円の事業費を投入し、市内8地区で土地区画整理事業を推進していただきました。それぞれの地区でまちの様相が大きく変化をしてきております。  そこで、お伺いをいたします。平成16年度にはどのような事業が展開され、本市のまちづくりにどのような効果が出てきたのかお伺いをいたします。また、事業計画に対する進捗率についてもお聞かせをいただきたいと存じます。以上です。 110 【小林区画整理第二課長】 平成16年度においては、各地区で建物移転及び道路整備を行っております。また、二子山地区では事業の終息に向け換地計画の縦覧を行いました。まちづくりの効果についてですが、土地区画整理事業の施行により交通網の整備、拡充と市街地環境の整備、改善を柱として荒牧町、関根町では国道17号、川原町では総社荒牧線、六供町では江田天川大島線の整備が進んでおります。また、天川大島町においては県道前橋館林線の整備が本年度から着工されます。このような道路を骨組みとして区画道路、公園、下水道等が整備され、緊急車両のアクセスも改善され、安心、安全の住環境が整い、さらに防災性が高まったものと考えます。なお、事業計画に対する進捗率につきましては、平成16年度末で8地区合わせまして64%となっております。 111 【土屋委員】 今お答えいただきました。大変なご努力の結果、市民の皆さんの安全性とか快適性が高まっていくものと思いますけれども、今日まで事業の進捗に向けて国、県の補助を受けてこられたと思いますが、事業費に占める補助割合の推移についてお伺いをいたします。 112 【小林区画整理第二課長】 事業費に占める補助割合についてですが、土地区画整理事業の国、県の補助金はここ数年間、全体事業費のおおむね20から25%くらいで推移してきております。 113 【土屋委員】 大変高い割合で推移してきており、事業が推進していただけたものと思います。  そこで、お伺いをしたいと思いますけれども、国の三位一体改革の一環として国庫補助負担金の廃止や縮減が実行されているとお聞きしておりますが、本市への影響と財源確保に向けての今後の取り組み等についてお伺いをいたします。 114 【小林区画整理第二課長】 国の三位一体の改革により区画整理事業の国庫補助金も厳しい状況が予想されます。そんな中、区画整理事業におきましては平成16年度からまちづくり交付金事業を取り入れて補助金の確保に努めております。 115 【土屋委員】 ぜひこれからもしっかり、大変な事業ですので、補助金の確保に向け努力をしていただきたいと存じます。  次に、区画整理事業は事業の性格上、莫大な資金と長い年月を必要とすることを再三お話をいただきましたし、私も松並木土地区画整理事業が施行されております町内に居を住しており、市職員の皆さんの事業推進に向けてのご努力を目の当たりにしておりますので、事業推進の難しさということについては一定の理解ができていると思っております。しかし、現在施工していただいております8地区の施工期間も7事業までが23年以上となっております。一番長い六供地区では37年間にも及ぶことになっておりますので、地権者の方々のお気持ちや事情も十分理解することができ、私なりに心を痛めているところであります。  地権者の方々は、今日のように激変する社会、経済状況の中で勤労者も事業主の方もいつ会社が倒産したり、経営不振に陥るかという不安を抱きながら、また子育てや老後生活の不安におびえながら家屋移転への対応を考えてくださっております。一方、広い土地の所有者の方々も換地後の土地利用の難しさを感じながら事業の推進を見守っております。平成16年度も7事業の中で249戸の建物移転が実施されたとのご報告がございます。個々にはいろいろなケースがあると思いますけれども、その大変さはその方の立場、立場で同じではないかというふうに思います。期間が少しでも縮小されれば地権者の方々の人生設計や資金計画も立てやすくなると思われますので、改めて市の施工期間短縮に向けての今後の取り組みについてお伺いをいたします。 116 【小林区画整理第二課長】 施工期間短縮に向けての今後の取り組みでございますけれども、財政的に厳しい状況と近年の地権者の方々の新築志向の高さと、さらに権利関係の複雑化等により施工期間が長期化する傾向にございました。しかし、平成16年度から経済的波及効果の高い区画整理事業を重点事業として取り組むことにより各地区の建物移転については順次移転がつながって進むように移転計画に合わせて早期に話し合いをし、下水、雨水等の処理を仮設での対応等により建物移転の進捗を図っております。今後新規事業を立ち上げる場合には全体計画の中を工区分けし、施工期間の短縮が図れるよう事業実施の検討をしたいと考えております。 117 【土屋委員】 今お答えいただきまして、これからも大変なご苦労をいただきながら短縮に向けてご努力くださるということだと思いますけれども、一番の事業推進はやはり予算措置だというふうに思いますし、個々の方々のいろいろな事情はあると思いますけれども、またそれはしっかり個々人と接触をしていただく中でいろいろ考え方が個人も市役所も整理ができると思いますので、ぜひ丁寧なご相談と予算の獲得に向けてご努力をいただきたいと存じます。  それから次に、区画整理区域内の公園づくりについてお伺いをさせていただきます。市民の方々の生活環境も変化をし、宅地の狭隘化や集合住宅化が進行しております。また、一方高齢化や少子化がますます進行していくという社会状況にあって、住民に身近な近隣公園や街区公園は市民の皆様の交流の場、憩いの場、そして健康づくりの場として大切さを増しております。そして、さらには災害発生時には避難場所としても重要な役目を担うことになります。国においても一般的には都市公園整備補助を抑制する中にあって、子育てしやすい社会の実現を目指して子供たちが伸び伸び過ごせる環境づくりとして歩いていける身近な都市公園整備の促進や防災機能を備えた都市公園整備補助の拡充などに力を入れてくださっているとのことであります。本市においても身近な公園の園地や施設、特にトイレ等のユニバーサルデザイン化や防犯、防災対策に特段のご配慮をいただき、公園づくりを推進してほしいと考えておりますが、市の基本的な考え方と財源確保に向けての国への対応策についてお伺いをいたします。 118 【津金公園緑地課長】 都市公園は、まちの環境を良好にし、地域の交流の場として利用され、子供からお年寄りまでさまざまな年代の方が利用されるわけですので、ユニバーサルデザインを考慮した設備はもとより、防犯の観点からも施設の配置計画や植栽計画が必要と考えております。また、都市の災害時においては貴重なオープンスペースとなり、災害時の避難地や救援、復興活動の拠点になると考えております。このことから、避難生活に最も重要な水道設備、トイレ等の便益施設の充実を図りながら公園づくりを行ってまいりたいと考えております。  また、財源の確保に向けての対応策でございますが、平成16年度から創設されました国土交通省所管のまちづくり交付金制度を有効に活用いたしまして、事業の実施を行ってまいりたいと考えております。 119 【土屋委員】 先ほども申し上げましたけれども、公園の持つ大切さはますます増してくるというふうに思いますので、ぜひ大変な事業費を必要とするとは思いますけれども、まさにまちづくり交付金ですか、等の活用をしっかりと研究をしてくださいまして、取り込んでいただいて整備に向け努力をしていただきたいと思います。  次に、松並木区画整理事業についてお伺いをいたします。決算額10億6,526万9,960円とのご報告がなされていますので、事業の内容と進捗率についてお伺いをいたします。  そして、さらには各省の概算要求が始まっておりますので、事業推進に向けどのような対応策をとっていただいたのかについてもお伺いをさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。 120 【小林区画整理第二課長】 平成16年度の事業内容についてですが、建物移転49戸、道路整備工事790メートルを行い、建物移転率71.6%、道路施工率29%となっております。  また、事業推進に向けての対応策につきましては、通常の区画整理補助とまちづくり交付金により予算確保に努め、事業の推進を図ってまいりたいと考えております。なお、まちづくり交付金につきましては市単独費で施工する分の建物移転費、道路工事費、河畔道路工事費等に充当し、市費の軽減を図っております。 121 【土屋委員】 まさに私の住まいます町内での区画整理でございますけれども、おかげさまで大変まちが朝役所に来るときと帰るときが変わるほど大きな変化を今見ております。しかし、皆さんのご苦労もまた大変なものがあるわけですので、ぜひしっかりと、いろいろな意味で市の財政も大変なときですので、今課長さんお答えいただきましたように、まちづくり交付金、せっかく国が立ち上げてくださって、いろいろなところで使うことが可能であるということですので、皆さんの研究成果が区画整理の事業推進に出てきてくれるようご期待をしております。  次に、2点目に入ります。日下部橋を含む市道00―081号線整備事業についてお伺いをいたします。日下部橋を含む市道整備に向けての調査は、近くにある永明小学校の通学路として利用していることから、地元自治会や学校、学校関係者から改良に向け再三強い要請があり、市がその要請にこたえて平成16年度当初予算に調査費を計上し、取り組みをしていただいたものであります。桃ノ木川にかかる日下部橋は、昭和40年に女屋町と下長磯町を結ぶ橋としてかけられ、現在に至っております。橋の有効幅員は4.5メートル、長さは70.5メートルで、水面からの高さは6から7メートル、そして高欄の高さが0.8メートルという橋で、車社会の現在、通勤、通学には大変危険な橋となっております。児童の通学時の安全確保に向け再三再四地元や学校から要請をしておりましたし、私も議会で何度も安全対策を講じてくださるようお願いをしてまいりましたが、膨大な費用の捻出が容易にかなわず、改良が進みませんでした。しかし、身長の伸びてきている児童たちの転落防止に向け、せめてもの対策として平成13年に高欄の高さを旧基準の0.8から現行基準の1.1メートルへと改良をしていただきました。そして、その後も道路拡幅等の根本的改良に向け要請、検討が続き、ようやく調査費が平成16年度の予算に計上され、調査結果が報告されたところであります。  そこで、お伺いをさせていただきます。初めに、155万4,000円を充てて改良に向け調査を行い、概略設計をしていただいたとのご報告がございますが、調査範囲、調査内容、そして設計内容等についてお伺いをいたします。また、調査結果を踏まえての今日までの検討状況についてもお伺いをさせていただきます。 122 【関口道路建設課長】 道路概略設計の内容につきましては、国道50号の女屋交差点から市道00―081号線を南下しまして、桃ノ木川を越える日下部橋を含んだ約400メートルの区間でございます。現況の縦横断測量を行いました。また、橋の概略設計を行い、現地に適合する橋の種類を選び、施工性や経済性等の比較検討の成果資料を得ました。以上でございます。 123 【土屋委員】 概略設計をしていただいて今後整備に当たっていただくということであると思いますが、道路整備に当たっては地元のご意見、要望等を取り入れながらご努力くださるものとは思っておりますが、道路整備に向けての市の基本的な考え方や進め方についてお伺いをさせていただきます。 124 【関口道路建設課長】 道路整備につきましては、地元意見を取り入れました。歩道と車道を分離した安全な道路にすることを基本的な考え方といたしまして、進め方につきましては厳しい財政状況でありますことから、国庫補助事業や交付金事業等の導入を考えながら事業実施に向けまして検討、協議を進めてまいります。以上でございます。 125 【土屋委員】 ぜひよろしくお願いをしたいと思います。  今課長さんご答弁いただきましたけれども、ご報告書の中に事業期間を平成16年に調査をしていただいたという年度だと思いますが、16年から25年度とするとのことが示されておりますので、事業の推進予定と第6次総合計画に盛り込んでいただけるのかどうかお尋ねをさせていただきます。 126 【関口道路建設課長】 今後の事業推進予定につきましては、現段階において実施時期について明確ではありませんが、どのような計画で道路整備の実施を図るのかについて成果資料をもとに関連各課と道路整備に向けて検討、協議を行っております。  また、第6次総合計画につきましては計画に盛り込めるよう取り組んでいきたいと考えております。以上でございます。 127 【土屋委員】 今お答えいただきました。ご報告にまさに年度が切ってご報告していただいているわけですので、第6次の総合計画にはぜひ盛り込んでいただきまして、長い間の地元のご要望、そしてご要望というよりは子供たちの交通上の安全対策としてぜひしっかりと取り組んでいただきたいと思っております。  次に、第3点目に入ります。前橋公園、中央児童遊園整備についてお伺いをさせていただきます。最初に、前橋公園は1億1,950万1,130円、また中央児童遊園は3,087万9,450円を充てて整備を進めてくださったとのご報告がございましたので、その整備内容、特に両園地内やトイレ整備に当たってのユニバーサルデザイン化や両園の回遊性への配慮についてどのように取り組まれたのかについてお伺いをいたします。また、現在までの整備の進捗状況と今後の予定についてもお伺いをさせていただきます。以上です。 128 【津金公園緑地課長】 前橋公園さちの池周辺の平成16年度の主な整備は、さちの池の改修、池の南側にハス田、それからショウブ田の整備、バリアフリーを基本とした園路広場の整備を行いました。現在は、さちの池北側の階段テラス、芝生休憩テラス、南側にはユニバーサルデザインを基本とし、回遊性に配慮したスロープ園路、トイレを併設したビジターセンターと電気、給排水設備で現在約60%ほど整備が進んでおります。平成18年度につきましては、芝生広場と都市緑化フェアの総合会場に予定されている旧競輪場跡地の整備でございます。  また、中央児童遊園につきましてはおむつコーナーや多目的トイレを設置し、利用者に優しいトイレの整備や豆自動車コースの舗装工事の整備を行い、また平成17年度につきましてはメリーゴーランドの入れかえや憩いの広場整備などで本年度事業につきましては終了しております。大型遊具の入れかえは終了したわけでございます。今後の整備につきましては、都市計画道、県道県庁群大線の街路事業と調整を図りながら進めたいと考えております。 129 【土屋委員】 前橋公園の方の整備も大分進行しておりまして、大変うれしく思いますけれども、今お答えの中に旧競輪場跡地という言葉が出てまいりました。今までは、多分旧競輪場跡地については具体的な計画はないというお話でずっと進んできたと思いますので、後でちょっと関連してご質問をさせていただきたいと存じます。  それから、中央児童遊園については大変一時期は、私が議員になった当時廃止をするという方向が出ていたわけですから、そのことから考えますと何か感慨無量ですけれども、大型遊具をすべて取りかえていただいて、またトイレについては大変暗くて不安全な場所であったと思います。新しく大変明るいイメージのトイレに改修をしていただき、お子さんたちのためには大変うれしい結果になったなというふうに思っております。  ただ、お答えの中にちょっと両方の園の回遊性についてをお尋ねしましたけれども、今後多分事業を進める中で両園、前橋公園と中央児童遊園が一体化するような整備を進めていただけるものと、前々からそういう計画を持っていらっしゃるということも承知しておりますので、ぜひお進めいただきたいと思います。  次に、今お話の中に出てきたことに関連してお尋ねいたしますけれども、前橋公園の一画にあります旧競輪場跡地を活用して平成20年の春、全国都市緑化フェアが開催されることになりました。10月1日に推進室を設置して成功に向け取り組んでいただけるというところでありますが、その事業内容と予算措置についてお伺いをさせていただきます。 130 【津金公園緑地課長】 都市緑化フェアの総合会場に予定をされてございます旧競輪場跡地の整備につきましては、前橋公園整備事業計画の一環とした公園整備としての自主設計を行い、平成18年度から緑化フェア会場としての基盤整備と一部公園整備を行う予定でございます。緑化フェア会場としての具体的な事業内容や予算措置につきましては、今後県と早急に協議を進めていく予定でございます。 131 【土屋委員】 確認をさせていただきたいと思います。緑化フェアの開催についての予算措置はまだですというお答えをいただきました。また、先ほどの一つ目の質問に旧競輪場跡地を公園として整備をするというお答えをいただいています。私が間違っているとらえ方をしていたんだと思うんですけども、緑化フェアをすることによって予算がたくさん国からいただけるから一緒に公園整備ができる、逆に考えておりましたけれども、そうではなく、公園整備費用として国から予算をいただいて、それがたまたまというか、それを計画的に緑化フェア開催に充てるんだと、会場に充てるんだというふうに認識をするということでよろしいわけですね。 132 【津金公園緑地課長】 フェアの開催に際しましては、前橋公園の旧競輪場跡地が主会場になります。主会場では、骨格的な催しというようなものを、展示したりしますので、まずは平面整備、一部公園整備をさせていただくということでございます。その後引き続きまして公園の整備を進めるということでございます。フェア終了後です。 133 【土屋委員】 今お答えをいただきましたので、続いてそのことと関連しながらご質問を続けますけれども、進行中の前橋公園、中央児童遊園の整備とその緑化フェア開催に向けての整備事業というのは一体性を持たせながら行うということでよろしいのでしょうか。
     また、今お答えの中に一部入っていましたけども、終了後は公園整備としてその二つの公園と一体性を持たせながら整備をする。前橋公園構想といいますか、大きな意味での前橋公園構想の整備がそのまま進んでいくというふうに受け取ってよろしいわけですね。 134 【津金公園緑地課長】 現在の前橋公園は、道路や水路、地形上の制約から各エリアが分断されておりまして、利用者にとっては多少不便を来してございます。そのため都市緑化フェアの開催に向けての整備につきましては臨江閣を含んだ競輪場跡地、さちの池及び中央児童遊園への連続性、芝生広場とさちの池の高低差を解消する歩行者ルートの確保などバリアフリーを基本とした一体性を持った整備を行いたい、このように考えております。  また、都市緑化フェア終了後の整備につきましては、前橋公園整備計画に基づく公園整備を行う予定でございます。 135 【土屋委員】 続いてお話を伺わせていただきたいと思うんですけれども、緑化フェア開催会場となる旧競輪場跡地は現在前橋公園や中央児童遊園利用者の駐車場となっております。緑化フェア開催に向けての工事中、また開催中、そして終了後における前橋公園、中央児童遊園の利用者の駐車場確保についてはどのようにお考えをいただいているのかお伺いをいたします。 136 【津金公園緑地課長】 前橋公園や中央児童遊園の利用者の駐車場の件でございますが、緑化フェア開催に向けての工事や緑化フェア開催中につきましては中央児童遊園東側、坂下でございますが、隣接している駐車場と入り口にあります駐車場、また前橋公園利用者につきましてはスポーツセンター跡地やグリーンドーム西の河川敷の駐車場を利用いただきたいと考えております。都市緑化フェアの終了後の前橋公園利用者の駐車場につきましては、前橋公園全体の利用者の利便性を考え、設置位置や規模等について今後の実施設計の中で検討していきたいと考えております。 137 【北爪委員長】 土屋委員、ここでちょっと申し上げますが、質問の切れ目で休憩をとりたいと思うんですが、よろしいでしょうか。 138 【土屋委員】 あと、じゃもう一点この質問の中で質問をさせていただいてからさせていただきたいと存じます。  今お答えいただきましたように、工事中、開催中はもちろん使えないわけですから、坂下ですか、と公園の入り口のところを使っていただいてというお答えがありました。それはそれで仕方がないのかなとも思いますけれども、せっかく皆さんの利用率も高まっていますし、公園のそれなりの財政上も潤っているわけですから、ぜひもう一段もしお考えがいただけるとすればお考えをいただきたいなと思っております。  それから、終了後はまさにそこがなくなってしまうということになるわけです。臨時になくなるのではなくて、終了後はもう公園として整備をされるということですので、完全になくなるわけですから、ぜひ旧競輪場跡地はせっかく間にあった塀まで取り除いていただいて児童遊園の方々が利用しやすいようにしていただいた場所なんです。皆さんに大変利用しやすくなった、交通安全上も道に出なくてすっと行けるようになったわけですから、大変喜んでいただいていた場所なので、将来的には公園整備の中でいつかはなくなるわけですけれども、しかしそれにかわる安全な駐車場をぜひ児童遊園については特にご用意いただけるよう検討をしておいていただきたいと思います。  最後に、いろいろなことに関連しながらお伺いをさせていただきますけれども、たくさんの方々に利用されております利根川沿いに走っております通称国体道路と呼ばれている道路は河川敷内にありますので、将来廃止されるというように伺っておりますけれども、現在どのような状況にあり、どのような検討がなされているのかお伺いをさせていただきます。 139 【津金公園緑地課長】 国体道路につきましては、公園の一部の園路でございます。また、道路としても1日約9,300台の交通量がございます。公園管理者といたしましては、公園利用者だけでなく、一般の人も多数利用しておりますので、園路として残したいと考えております。しかしながら、周辺の道路状況をかんがみても市民の利便性から一般道路としての利用も考え、そのために通行に対する安全対策などについては今後関係機関と検討しておく必要があると考えております。 140 【土屋委員】 今園路という言葉で、公園の中にある道路というふうに位置づけられているんだと思うんですけれども、これから緑化フェアをするにしてもまたその道は使われると思いますので、安全策というのが一番大切なことになると思います。河川敷内にあるということは、増水したときとか、そういうときが一番不安全なわけですから、万全な上にも万全な安全対策に向けて努力をしておいていただきたいと思います。そして、開催後も今お尋ねしました1万近い方々がご利用してくださっている。しかも、まだこちらの公園通線ですか、の整備が形になっていないというか、目に見えてこうなりますよというものがまだないわけですから、その辺も含めて今後庁内でしっかり関係課とご相談をしながら安全策についてご検討をしておいていただきたいと存じます。よろしくお願いします。 141              ◎ 休       憩 【北爪委員長】 ここで、暫時休憩をいたします。                                           (午後0時) 142              ◎ 再       開                                        (午後0時59分) 【北爪委員長】 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑を続けます。 143 【土屋委員】 引き続き質問をさせていただきたいと存じます。  4点目の質問に入ります。石綿管整備事業についてお尋ねをさせていただきます。最初に、平成16年度は石綿管布設がえ工事16カ年計画の最終年次で、布設がえ工事の達成率は96.8%で、3.2%がまだ未整備となっているというご報告がございました。未整備となっている要因と今後の整備について、アスベスト対策も含めお伺いをいたします。 144 【原澤水道整備課長】 石綿管が未整備状態となっている要因と今後の整備計画及びアスベスト対策についてでございますが、最初に未整備状況の要因につきましては土地区画整理事業区域等に石綿管が埋設されているため、これらの事業の進捗に合わせて石綿管を布設がえすることが最も効率的で、二重投資を避ける上でも最善の策と考えた結果、現在も未整備になっております。  次に、今後の整備につきましては土地区画整理事業等の進捗に合わせて約7,700メーター埋設されておりますので、計画的に整備していきたいと考えております。  次に、アスベスト対策につきましては石綿管の撤去作業を行う場合、石綿による健康障害防止対策等の充実を図るため、労働安全衛生法に基づく石綿障害予防規則が制定されたところであります。なお、現場で石綿管を撤去する場合、原則として管の切断等は避けて継ぎ手部で取り外すことを基本としております。また、やむを得ず管の切断等を行う場合には、管からの粉じんの発散を防止するために管に水をかけて湿潤状態にして切断し、搬出はプラスチック袋等でこん包し、搬出事業者等にはアスベストが飛散しないよう十分安全に注意して処理するよう指導を行っております。 145 【土屋委員】 未整備地区は、区画整理事業の進行とともにということで、未整備ではありますけれども、整備完了に近いということで受け取らせていただきたいと存じます。  アスベストについては、今急にといいますか、テレビや新聞紙やという形で私たちの目に急に危険な状態、危険なものであるということで今問題化されておりますけれども、私のいろいろ調べた結果では大分前から国自身が存じていたにもかかわらずということになっている。非常に残念に思っております。石綿管もそのアスベストの一つであると思いますし、石綿管が布設されるときは非常に管として立派なものということで率先して布設をしていただいたわけですから、それにしても老朽化とか、それから建物が高くなったということの中で多分水圧の関係等々で石綿管ではちょっとということで今布設がえをしていただいていたんだと思うんです。まさかこのような問題が含まれているということは承知しないでしていただいていたわけです。  14日、15日の両日に行われた総括質問でも国民のというか、市民のというんでしょうけど、市民の方々の健康に対する心配から大勢の議員さんがご質問をしていただいておりました。私も大変なことが表面化してきたなというのが正しいんだと思うんですけども、表面化してきて市民の皆さんいろんな意味でご心配をいただいているというふうに思いますので、既に終了している石綿管の布設がえ工事の際には石綿管をどのように取り扱っていただいていたのかをお尋ねさせていただきたいと思います。 146 【原澤水道整備課長】 石綿管の布設がえ後の処理についてでございますが、土地区画整理事業では宅地に石綿管が埋め置きされないよう宅地造成工事過程において撤去しております。なお、石綿管の布設がえの際にも原則として撤去できる管はとっておりますが、やむを得ず撤去ができない部分につきましては道路内に埋め置きとなっております。また、埋め置きしてある石綿管の処理につきましては、管の両端をセメントで防護し、地下水の進入を防ぎ、道路陥没等の二次災害が発生しないよう処理を行っております。 147 【土屋委員】 今ご答弁いただきました。石綿管布設がえのときは掘り出さないでそのまま埋め込んでおいてくださいということでよろしいんですね、確認ですけど。 148 【原澤水道整備課長】 はい、そうでございます。 149 【土屋委員】 その後の処理の仕方というか、道路については残っているけれども、各人の宅地の中には区画整理事業等を含め撤去をしていただいているということですので、まずは安心ということだと思いますけれども、その石綿管が土の中に埋まっているということを受けて市民への安全対策として今後どのようにその処理方に取り組まれるのかお尋ねをすると同時に、市民の皆様や業者の方々への周知について、埋まっているということの周知等々についてどのように取り組んでいただけるのかお伺いをさせていただきたいと思います。 150 【原澤水道整備課長】 埋め置きをされている石綿管の安全対策と処理及び市民、業者への周知についてでございますが、宅地内には石綿管が残っていることは極めて少ないと思われます。万が一残っていた場合には、一般家庭の事前周知は難しいですが、水道局にご連絡いただければ現地を確認し、対応していきたいと考えております。また、開発行為に対しましては事前協議の時点で石綿障害予防規則のマニュアルに基づきまして施工業者等に指導していきたいと考えております。 151 【土屋委員】 ぜひ大きな問題でもありますし、大変長い期間発病しないということですので、市民の皆さんは大変不安に思っていると思うんです。ですから、今ご答弁いただきましたように、丁寧な対策をとっていただいたり、また市民の皆様からお話がありましたら丁寧にご説明をしていただきたいと思います。よろしくお願いします。  それから、もう一つ、角度が変わるんですけれども、石綿管を布設していた当時の布設に携わっていた市の職員の方、また担当してくださった事業所の職員の方の健康調査ということで今健康調査は実施していただいたのかどうか。今大変アスベスト関係ではさかのぼっていろんな健康調査をしていただいたり、聞き取り調査をしていただいたりしておりますけれども、市の職員の方、そしてまた担当してくださった事業所の方への健康調査はしていただいているのかどうかと今後の対応についてお伺いをさせていただきたいと思います。お願いします。 152 【松本総務課長】 石綿管を布設いたしました当時に携わった市の職員や事業所の職員の健康調査を実施しているかどうかというご質問でございますが、水道局といたしましては現状では健康調査を実施しておらない状況でございます。  次に、今後の対応でございますが、このアスベスト問題につきましては先般生活環境部の環境課を窓口といたしまして、前橋市アスベスト障害対策連絡協議会が設置されておりまして、市民や事業所職員等の健康相談につきましては保健予防課で対応することになっております。  また、市職員の健康調査等でございますが、今後関係各課と連絡を図りながら対応していくことになろうかというふうに考えております。 153 【土屋委員】 もう16カ年計画が終わるということですので、そのずっと前から布設をしたわけですから、随分もう現在お年の方が携わられていたのだというふうに思いますけれども、やはりこういう問題が起こりますと国の責任も大きな責任だと思いますが、そのことを承知した上で市の責任というのもあるのではないかと思いますので、そういういろいろな課とご相談をしながら、できればもし対応ができるということであればやっぱりしっかり対応していただいて、そういうことがあってはなりませんけれども、もしものときの対策等含めて考えておいていただきたいと思います。まさに市の責任ではないと思いますけれども、やはり市民を守るという点からすれば市の責任でもあるわけですので、ぜひよろしくお願いをしておきます。  それから、5点目の質問に入ります。上下水道事業の滞納についてお伺いをさせていただきたいと思います。今日の市民生活の厳しさを物語るかのように水道料金が2億583万9,212円、下水道使用料が1億3,353万381円、受益者負担金が5,067万2,076円、負担金が4,458万円の滞納が発生しているというご報告がございます。事業運営にも大きな影響が出てくることも考えられますし、市民の公平性という観点からも問題であるというふうに思います。そこで、滞納額の増加要因と解消に向けての取り組みについてお伺いをいたします。 154 【阿久澤水道業務課長】 水道料金等の滞納額の増加の要因についてですが、景気は回復基調にあるというものの原油の高騰など不透明感もあり、まだまだ大変厳しい経済状況にあることが考えられます。また、給水及び下水道区域の拡大に伴い、賦課対象区域が増大したことも一つの要因と考えられます。この滞納の解消につきましては、滞納者に対してはまず督促状の発送、次に催告書の発送による文書催告を行い、次に徴収業務等の委託法人の専門員や社員による訪問徴収を行っております。また、滞納のまま近隣市町村へ転出した人を対象に管外徴収とか局内の全課の応援を得て一斉滞納整理を行っています。さらには、再三の納入催告にも応じない非常に納入意識の薄い滞納者に対しては世帯状況など十分調査しながら納付相談の手段として給水停止を実施し、滞納額の解消に努めているところでございます。以上でございます。 155 【土屋委員】 いろいろな形と方法といいますか、で滞納整理をしていただいているというご報告が今ございました。確かに滞納してしまうと納めるということが非常に難しくなると思うんです。1カ月分忘れていたという時点で例えばしまったなと思えばすぐに納入をすることができるんですけども、これが2カ月、3カ月というふうになっていきますと、納めなければいけないなとは感じながらも、なかなか納めにくくなるということが発生してくると思うんです。どなたもそうだと思います。ですから、ぜひ滞納という状態が起こらない時点で皆様に納入の意識高揚とか、そういうものをこれからも図っていただきたいんですけれども、特に私がこれから申し上げることを聞き取りいただきたいと思います。  今快適な市民生活の創出に向けて水道局の皆さん挙げてご努力くださった結果、下水道の普及率も67.8%にまで高められ、トイレの水洗化も推進されているところであります。トイレの水洗化が進んだわけですから、トイレが水洗化したご家庭で自分の責任とはいえ水道水の供給がとめられてしまいますと大変なことになります。滞納者のみならず、一般市民の方々も含め納入のPRや納入への意識高揚に努めていただきたいと思いますが、今後もし特別な取り組みが予定されているのかどうかのみお尋ねをさせていただきたいと思います。 156 【阿久澤水道業務課長】 特別な取り組みが予定されているかについてですが、最高裁判所が東京高等裁判所の判決を是認する判断によりまして、水道料金債権の消滅時効期間が5年から2年と短縮されました。したがいまして、徴収業務等の委託法人と協議いたしまして、督促状、催告書、停水予告通知書等の発送の流れを見直しいたしました。そして、今年度から催告書の発送を省略いたしまして、督促状の発送後、早期に訪問徴収を実施しており、従来にも増して早期着手、早期対応で臨んでおります。いわゆる滞納の芽を早いうちに摘み取るという考えで対応しております。  また次に、一般市民の方々も含めた納入へのPRについてでございますが、水道料金、下水道使用料については支払いの煩わしさがない口座振替による納入を広報紙、ホームページ等で進めております。また、納入できる場所の拡大や支払い者の利便性の向上を図るため、コンビニエンスストアや郵便局の窓口でも支払いを可能にいたしました。今後におきましても水道料金、下水道使用料、また受益者負担金、分担金等の納入につきましてもきめ細かいお客様サービスに努めていきたいと考えております。以上でございます。 157 【土屋委員】 今いろいろ細かくご答弁いただいて、ご努力いただいているということはしっかりわかりました。しかし、水道をとめられたという私に経験がないもんですから、その実感としてお話ができませんけれども、電気がとまった、例えば夕方の雷雨のときに電気をとめられますよね。東電の方であらかじめ危険を防ぐためにとめますね。とめられて初めて電気がとまっていて暗いからじゃ何をしておこうかなと、先になんて思って動き出してみて、あっ、これも電気がないとだめなんだとか、いろいろなことを感じるんです。それだけもう私たちの生活が電気の中に完全に取り込まれているという、それと同じように水道も飲む方のお水は今とりあえずそのときお金があれば買ってきて飲むということはとまってもできるんですけど、水洗化されたトイレということになると、これは大変なことになるわけですので、ぜひ一般の方々も含めてという質問はそこに力点があるわけですので、ぜひこれからもいろいろな広報紙等ご利用いただきながら納入方について、公平性とか財源確保だけでなくて、そういう意味でしていただけたらというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。  以上で質問を終わります。ありがとうございました。                (真 下 三起也 委 員) 158 【真下委員】 それでは、私も何点か平成16年度決算を中心にお尋ねをしたいと思います。  初めに、道路行政についてお伺いをいたします。常日ごろから市民の皆様はさまざまな要望を行政に送るわけでございますけれども、私は要望の第1位は道路新設改良事業であると言っても過言ではないと思っておる次第でございます。生活道路、産業道路、また通勤、通学道路などは生活基盤である道路でありまして、最も重要な施策であり、その整備事業につきましては住民も非常に行政に対して期待をしているところでございます。  そこで、16年度の決算の道路新設改良費の道路新設改良事業にかかわる事業が23件ということでございます。また、その事業費が約2億2,000万円となっておりますが、その内容についてまずお聞かせいただきたいと思います。 159 【関口道路建設課長】 道路新設改良事業につきましては、生活道路に関する単独事業における新設改良事業を行っておりまして、平成16年度では道路改良の工事延長で約1,500メートルを実施し、生活環境の向上に努めてまいりました。事業費の内訳につきましては、測量等業務委託費が約2,400万円、用地購入費が約4,100万円、建物等移転補償費が約4,700万円、道路改良の工事費が約8,900万円となっております。その他の登記等業務費、負担金、電線等移設補償を含めまして約2億2,000万円でございます。以上でございます。 160 【真下委員】 大変よくわかりました。大変ありがとうございました。  また、本市は昨年の12月5日に旧大胡町、宮城村及び粕川村が合併いたしまして、地域も大変拡大をしたわけでございます。当然そうなりますと各地域間の利便性の格差が広がりまして、特に公共交通機関や通勤、通学等の不便な地域ほど各自治会から道路新設や改良にかかわる要望が多く提出されることが考えられるわけでございます。全市民の公平的な立場から、今後市民の要望に対しましてどのようなスタンスで事業実施を行う予定があるのかお伺いをしたいと思います。 161 【関口道路建設課長】 今後の事業実施につきましては、各自治会から提出されます整備要望を基本に要望箇所の現地調査を行い、安全と安心の考え方に基づいた重要性の評価を行い、地域的な平等性を考慮しながら優先性の高い路線から計画的に事業を行ってまいります。 162 【真下委員】 今後ともひとつよろしくお願い申し上げます。  それでは、東部地区の道路状況につきまして路線別に幾つかお伺いをしたいと思います。大胡地区地方特定道路整備事業の事業費及び事業内容についてお伺いをしたいと思います。本路線は、旧大胡町東部地区で主要地方道前橋大間々桐生線、通称県道3号線と申しますが、これを起点といたしまして泉沢町へ至る道路につきましては組合区画整理事業として連携をとりながら整備を進められたということでございます。旧大胡町時代から地域住民の整備要望の大変高い道路だと認識をしております。この大胡地区は、地方道路整備事業の平成16年度事業費につきましては約4,680万円でありますが、この事業概要についてお伺いをしたいと思います。 163 【関口道路建設課長】 大胡地区地方道路整備事業の平成16年度事業につきましては、幹線道路の南部分の下組カラホリ線について延長318.7メートル、幅員16メートルの道路改良工事を行い、工事費は約2,530万円となっております。そのほかに樋越南部土地区画整理組合への公共管理者負担金といたしまして、用地買収費約2,108万円と事務費の約42万円の計2,150万円となっております。以上でございます。 164 【真下委員】 それでは、今後の予定についてお伺いをいたします。樋越南部土地区画整備事業におきましては、前橋大間々桐生線の整備工事も大変順調に進んでおるわけでございます。道路行政は、道路間の接続が実現をいたしまして利便性や経済性が図られるものと認識をしております。財政状況は大変厳しい状況でございますけれども、地域住民も大変この早期完成に対して望んでいるわけでございますけれども、17年度以降の事業計画をお示しいただければありがたいわけでございます。 165 【関口道路建設課長】 今後の事業予定につきましては、樋越南部土地区画整理事業区域内及び主要地方道前橋大間々桐生線北側の一部道路整備工事を整備する予定でございます。 166 【真下委員】 ぜひ早期実現に向かってご努力いただければ幸いでございますので、よろしくお願い申し上げます。  続きまして、粕川地区の南部幹線田面地区の道路整備事業についてお伺いをいたします。本路線は、旧粕川村時代から前橋大間々桐生線の交通渋滞解消と旧粕川村の南部地区を東西に結ぶ幹線道路を整備することによりまして、その地域の活性化と発展を基本計画として建設をしてきた経緯がございます。合併後の継続事業といたしまして、本路線は上武道路より分岐した赤城南麓を北上する県道苗ケ島飯土井線のプラス工場付近を起点といたしまして粕川工業団地を経由し、桐生市新里地区の幹線道路に接続する前橋東部地区の幹線道路であり、桐生広域圏と伊勢崎広域圏に接し、さらに北関東伊勢崎インターチェンジのアクセス道路として大変重要な道路と認識をしております。平成16年度の事業費5,100万円が計上されておりますが、その内容についてお伺いをいたします。 167 【関口道路建設課長】 南部幹線田面地区道路整備事業につきましては、旧粕川村のときからの継続事業でございまして、平成16年度の事業内容については用地購入費約4,500万円、建物等物件移転補償費約340万円、そのほかに調査及び登記委託と交差点取りつけ工事等で260万円の計5,100万円でありまして、用地買収が中心の事業でございました。以上でございます。 168 【真下委員】 ご承知のとおり、この地区は前橋市の最北端に位置をする地域でございまして、国道50号線にも近く、また先ほども申し上げましたとおり、桐生広域圏と伊勢崎広域圏に接しておる地域でございます。来年度から桐生市でも整備計画に入る予定と伺っております。平成16年度は、用地買収が中心の事業というお話でございましたが、今後この事業に対する予定につきましてお伺いをしたいと思います。 169 【関口道路建設課長】 今後の事業予定につきましては、本年度において蕨沢川から西側の道路改良工事を250メートルほど予定しており、来年度に橋梁工事を実施する予定でございます。なお、桐生市においての本事業路線との接続道路につきましては来年度から道路整備の実施設計を始める予定であると聞いております。以上でございます。 170 【真下委員】 ぜひ早期実現に向かってこの道路につきましてもよろしくお願い申し上げる次第でございます。  続きまして、地方特定込皆戸地区の道路整備事業についての16年度の事業費及び事業内容についてお伺いをしたいと思います。この事業は、旧新里村と大胡地区を東西に結ぶ南部幹線道路の西の起点でございます。平成16年度の事業費は約203万円計上されておりますが、この内容についてまずお伺いをしたいと思います。 171 【関口道路建設課長】 事業費及び事業内容についてでございますが、地方特定込皆戸地区道路整備事業の平成16年度の事業内容につきましては、未整備区間280メートルの設計業務と用地測量図の修正業務等をそれぞれ実施いたしました。以上でございます。 172 【真下委員】 南部幹線の西の起点でございますけれども、平成16年度で完成をして大変道路も拡幅され、整備をされたということで地域住民に大変喜ばれておりますので、今回は感謝を申し上げる次第でございます。今後は、県道苗ケ島飯土井線の交差点までの、今お話がありましたとおり、280メートルの整備が急務と思っております。この地点は、大変急勾配地点でありまして、周囲が雑草、雑木林に囲まれている大変見通しの悪い地区でございます。大変危険が伴うだろうと考えられますので、事故防止策を含めた今後の計画をお示しいただきたいと思います。 173 【関口道路建設課長】 今後の事業予定につきましては、平成17年度から道整備交付金事業といたしまして未整備280メートルの区間の用地買収及び道路整備工事を実施いたします。また、県道苗ケ島飯土井線との交差点の取りつけ部分につきましては、安全に配慮した道路勾配として計画しまして、改良工事を行っていく予定でございます。以上でございます。 174 【真下委員】 今お話しのとおり、ここにも図面をお持ちでございますけども、大変この280メートル地域は西に急勾配でございまして、県道苗ケ島、それから飯土井線に接するところが本当に雑木林の真ん中でございまして、特に管理面につきましてはご配慮いただきたいと思います。  次に、公園緑地愛護支援事業についてお伺いいたします。平成16年度決算額1,423万3,000円が計上されておりますが、この事業はゆとりと潤いのある緑で快適な住環境づくりの構築を目指す重要な事業であると認識をしております。本年3月の予算委員会でも質問いたしましたが、旧3町村時代から引き継がれた公園の数は24公園で、14.8ヘクタールでございました。そのうち9カ所の公園は都市公園法に基づく開設告示を行い、これらの公園の維持管理につきましてはそれぞれ支所が行い、新たな公園の整備は公園緑地課で行うとの答弁をいただきました。支所管内の公園の日常管理は、地元住民の皆さんに公園愛護会を結成していただきまして、簡単な掃除、除草、樹木の剪定等の軽作業につきましてはお願いをし、合併協議の中で前橋市の制度に統一をするという方針の中で粕川地区を初め大胡、宮城地区の公園のある地区に愛護会を設置し、維持管理をお願いするということでございましたが、この支援事業の具体的な内容についてお伺いをいたします。 175 【津金公園緑地課長】 公園緑地愛護会活動支援事業の内容でございますが、公園緑地愛護会、河畔緑地等愛護会と街路樹愛護会の3種類があります。現在合わせて282の愛護会が設立されておりまして、活動内容は清掃、除草、簡単な樹木の剪定などで、それぞれ地域の皆様がボランティアとして活動しており、この活動に対しましてその活動費の一部として報償金を支出してございます。公園緑地愛護会の報酬金額は、面積によりまして6区分になっており、1万6,000円から6万円となっております。また、街路樹愛護会につきましては市道に面し100メーター以上で交通量の多い危険な市道を除きまして8愛護会が設立されており、その報償金は延長距離により2区分となっておりまして、2万3,000円と5万5,000円でございます。 176 【真下委員】 大変よくわかりました。  ただいま答弁の中で282の愛護会が設立をされまして、目的に応じて三つの種類があるということでございます。奨励金につきましても面積に応じて6区分に分かれているということでございますけども、合併後新市域になりました旧3町村はそれぞれ旧町村時代に大変手厚い部分や、また旧市との格差や制度が異なっておりますが、合併協議の中で旧前橋の制度で管理運営を行うことが決まっておるわけでございます。その後の状況と今後の方針についてお伺いをいたします。 177 【津金公園緑地課長】 今後合併協議の中で公平性の確保の観点から公園緑地愛護会活動支援事業と整合させていく必要があると考えます。すべての公園につきまして、3年をめどにそれぞれ管理を行っている各支所から前橋市の方式に基づき愛護会の設立をお願いしてまいりたいと、このように考えております。 178 【真下委員】 次に、水と緑のネットワーク推進事業の事業内容と今後の計画についてお尋ねをいたします。  平成16年度決算額を見ますと5億5,335万9,153円計上されております。本市のキャッチフレーズでもあります水と緑と詩のまちにふさわしい事業であると思います。本市には坂東太郎、利根川を初め数多くの1級河川があり、豊かな水に恵まれた地域性を生かし、河川と緑を一体的に整備することにより自然と共生した快適な環境づくりを目指したこの水と緑のネットワーク事業推進にはさまざまな事業を展開しておるわけでございますけれども、平成14年から3カ年計画で整備を行ってきました利根川総社緑地を初め広瀬川や桃ノ木川等平成16年度中の事業内容はどのようなことが行われたのかをお伺いしたいと思います。 179 【津金公園緑地課長】 水と緑のネットワーク計画推進事業でございますが、この計画は市内を流れる河川に沿って緑の核となる公園や緑地を整備し、水と緑のネットワークを図りながら市民に憩いの空間を提供し、心にゆとりを与える環境づくりを行うものです。平成16年度につきましては、利根川沿い総社町植野の利根川総社緑地を平成14年度から3カ年で整備をいたしました。この緑地につきましては、群馬県で行っている玉村渋川自転車道の整備により利根川右岸の緑地のネットワークが充実するものと考えてございます。また、広瀬川沿い西片貝町五丁目にあります須賀の園につきましては用地取得と一部の整備を行いました。桃ノ木川沿いにあります石関町にあります石関公園につきましては、平成12年度から整備をいたしまして、今年度も引き続き整備を行っていくところでございます。 180 【真下委員】 大変よくわかりました。  次に、今後の事業計画についてお伺いをいたします。先ほど申し上げましたが、本市には利根川を初め数多くの1級河川を有しております。また、赤城南麓は伏流水の大変豊富な地帯と言われております。一方では、歴史的にも風水害による洪水等の危険性を持ち合わせた地域でもあります。このような事業の推進に当たりまして十分な調査研究と対策等を検討し、利根川や広瀬川、桃ノ木川等の河川の緑と水を効果的に活用し、公園や緑地を整備することは市民にとって憩いの場としての大変大きな財産になるわけでございますが、今後のこの水と緑のネットワーク事業についてのご計画をお聞かせください。 181 【津金公園緑地課長】 今後の水と緑のネットワークづくりでございますが、河川沿いの公園整備や既存公園の再整備などを進め、良好な自然環境の中でスポーツや屋外レクリエーション活動の場、憩いの場として市民に利用され、親しまれるよう引き続き水と緑のネットワークの充実を図りたいと考えております。 182 【真下委員】 まさに本市にふさわしい、すばらしい事業であると思いますので、積極的に推進を希望いたします。  以上で質問は終わりますけれども、1点だけ要望をさせていただきます。先ほども質問の中にありましたとおり、南部幹線道路の延長に対する要望でございます。南部幹線は、平成9年3月、旧粕川村時代のそれぞれの地元の自治会から陳情が当時の村議会に出されまして、これを採択し、調査研究をいたした結果、平成10年から事業開始をいたしまして、平成16年度をもって完成をいたしました。総延長が2,938メートルでございまして、事業内容につきましては県道深津伊勢崎線を起点といたしまして西側地区を地方特定道路整備事業費で、また東地区を国庫補助事業ということで改修をいたしまして、総事業費が13億3,697万5,000円を費やしてできたものでございます。大変完成後は計画道路、あるいは作業道路、あるいは通学、通勤等の利用に活用されておるわけでございますけども、今後はこの道路をさらに延長することによってさらなる発展が見込めるわけでございます。東におきましては、桐生市に接続をいたしまして、それが国道50号線にアクセスをできる大変重要な道路でございます。また、西側につきましては県道苗ケ島飯土井線の南部幹線の起点より大胡伊勢崎線、また荒砥川を渡り県道大胡藤岡線を横断し、ローズタウン住宅団地東地区の道路に接続をし、これが上武道路にアクセスすることになるわけでございます。これが実現いたしますと前橋東部地区の利便性が高まり、農業生産や工業団地の物流、あるいは通勤、通学等あらゆる面で経済効果に寄与すると思います。また、ローズタウンの住宅団地の販売促進にもつながると思います。実現化に向けての強い要望をいたしまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。                (本 間   進 委 員) 183 【本間委員】 私は、四つばかりご質問をしたいと思っております。  その前に、私は去年の12月合併をした大胡地区からこの2月に選出をされて出てきた本間でございます。私たちは、当時私も議員をやっておりまして、前年度、16年度の決算は11月で切りまして、全部済んでおります。しかしながら、本決算委員会では前年度、16年度の決算に基づいたご質問をするわけでございます。我々は、私はでよろしいでしょうか、大胡町というところからやはりなかなか抜け出られなくて、時のまちのことについてはある程度はわかっておるんでございますけども、新しくなった前橋のこの3カ月間で決算をと言われたときに、なかなかその辺が勉強不足でいろんなことが出てきませんでした。そのために多少の決算にそぐわない部分が今回の質問であると思いますけども、ぜひその辺をご理解いただいて、答弁いただける中でお願いをできればということでご質問をしたいと思います。  まず、上武道路関係でございますけども、さきに私は総括質問で上武道路についてはご質問をさせていただいております。その中で多少きょうの質問で重複する部分があると思いますけども、ひとつよろしくお願いを申し上げます。上武道路につきましては、この市の団地でございますローズタウンが造成の工事が進んでおりますけども、16年度の整備費として1億7,081万2,870円という金額が施行されておるわけでございます。その事業名としてはローズタウン中通線整備事業となっておりまして、その内訳は舗装新設工事、道路の植栽工事ほか3項目、このようになっております。このような団地造成に関係をして幹線になるような道路、あるいはまた主要地方道、いわば県道とか、そういうものの上武道路に対する横断については大変通りやすく、危険性がないというふうに感じておるわけでございます。しかしながら、上武道路につきましてはさきの質問で200メートルから300メートルぐらいの間の細かい道路については統一されて、その200メーター、300メーターの間に1カ所ぐらいの横断をつくるというふうなご説明をお伺いしたわけでございますけども、多く利用する方はいわば農家のお年寄りや何かが今まで農道としてあったところを横断したりなんかするのに遠くなると大変不便を感じると、こんなように感じるわけでございます。  そんなところからお伺いをしたいと思うわけでございますけども、今度計画をされている8工区等の道路横断の間隔は基本的に先ほど申し上げました200メートルから300メートル程度に集約をし、アクセス性や安全性等を確保するという国土交通省の考えは総括質問でお伺いしました。しかしながら、道路を集約するということは、先ほど申しましたように、遠回りになり、交通の集中も招くことにつながります。これは、急速な高齢社会が進行する中で後継者不足という農業経営の観点から見ますと、高齢者が農業機械を低速で運転する場合もふえ、農業の生産性の低下、それから通行の危険性等からも好ましくない、こういうふうに考えております。地区住民が将来にわたって利用する立場を思うと、できるだけ現道に近いところ、かつ横断間隔を狭めてほしいと考えております。そこで、横断位置の間隔をもう少し狭くできないかお伺いをいたします。 184 【小池都市計画課長】 ことしの5月から6月上旬に開催をされました上武道路8工区の地元説明会で国土交通省の示した計画案は、国土交通省の予備設計に地元要望を考慮し、道路横断を追加修正したものでございまして、できればこの案で事業を進めてまいりたいと説明をしておりました。しかし、地元説明会後、地元からの要望を国土交通省と都市計画課が共同してお聞きをいたしましたところ、横断について1カ所の追加の要望がなされました。現在国において交差点の必要性及び安全性等について検討が行われております。そこで、本間委員さんのご意見につきましても国土交通省へお伝えをしたいと考えております。 185 【本間委員】 そこで、現道と取りつけ道路、側道と取りつけ道路についてお伺いをいたします。  先ほどの説明で上武道路8工区については五、六月での説明会の要望をお聞かせいただきましたが、横断を少なくするかわりに側道を設けるということも、これも承知をしているところでございます。上武道路の側道に入る場合の運転操作性及び安全性等から側道に対してできるだけ直角に現道を取りつけるとともに、視認性や安全な停止距離を確保するための取りつけを十分長くとってほしいと、このように考えておるわけでございます。道路利用者の安全を図るため国土交通省への働きかけをお願いしたいわけでございますが、この件についてはいかがでございましょうか。 186 【小池都市計画課長】 現道と側道との交差部の取りつけにつきましては、現道の幅員、高さ、勾配等の現場条件がすべて異なりますので、今後行われます実施設計の中で十分考慮、検討の上、関係機関と協議し、工事を進めることになります。委員さんからのご要望がありました件につきましては、安全性の高い道路計画となるよう国土交通省へ提案をしてまいりたいと考えております。 187 【本間委員】 大変ありがとうございました。  今の質問の中に一つだけ国道50号から今のローズタウン、萱野団地のところまで側道が延びておりますけども、その間でもかなりの斜めの接続というのがあるわけでございます。その辺のところも考慮していただいて、今後の要望の基本といいますか、お願い事項にひとつよろしくお願いしたいと思います。  続きまして、大胡地区の下水道整備についてお伺いをいたします。大胡地区の公共下水道につきましては、旧大胡町において下水道管布設の工事を実施してきた上毛電鉄北側の堀越町及び茂木町地内においては昨年度に軌道敷下の横断工事を実施したことにより約250戸の家庭で下水道の使用が可能になったというふうにお伺いをしております。ところが、まだ一部においては下水道管が布設されているが、使用できない、このような区域もあります。こういったことは大変非効率的であり、ぜひ早期における供用開始に向けて取り組んでいただきたい、このように思っております。ついては、当地区における今年度及び今後についての整備予定はどのようになっておりますか、お伺いをいたします。 188 【関口下水道建設課長】 ご指摘のとおり下水道管を布設しましたが、使用できない、こういったことは大変非効率なことであり、早急に供用開始ができるよう取り組んでまいりたい、このように考えております。なお、現在未供用となっております堀越町及び茂木町の一部につきましてはマンホールポンプの設置工事を発注しており、年度内で完成を予定しております。この工事が完成しますと約90戸において公共下水道の使用が可能となります。今後の整備につきましては、測量業務等の調査結果を精査しまして、事業効果の高い区域を優先し、事業を進めてまいりたい、このように考えております。以上です。
    189 【本間委員】 ぜひよろしくお願いをいたします。  次に、荒砥川の東部地区、大胡町及び上大屋町でございますけども、この下水道整備についてですが、当町内においても下水道管は布設されておりますが、荒砥川の河川横断工事が実施されていないため下水道を使用することができない状態であります。ぜひ早期に供用開始に向けて取り組んでいただきたい、このように思うわけでございます。ついては、荒砥川の横断工事についてどのような予定になっておるのかお伺いをいたします。 190 【関口下水道建設課長】 荒砥川横断工事の予定はどのようになっているのかということですが、現在調査業務が終了しまして、工事発注に向けて取り組んでいるところでございます。工事は、渇水期での施工となりますが、できる限り早期の完成を目指してまいりたいと、このように考えております。以上です。 191 【本間委員】 ただいまのご答弁でこれやっていただけるなと、こんな感じを受けておりますので、ぜひよろしくお願いをいたします。  続きまして、樋越南部の土地区画整理事業についてお伺いをいたします。先ほど真下議員もこの中の一部道路についてご質問があったようですが、合併前の旧大胡町樋越地区は前橋市の近郊に位置し、近隣都市のベッドタウンとして人口が増加傾向にあり、また大胡バイパスの開通により沿線に低層住宅地、大型商業店舗、遊戯施設及び飲食店等の進出が相次ぎ、今後無秩序な開発により市街化が進行すれば本地区においても健全な都市としての機能を維持できないことが危惧されておりました。これらのことをかんがみ、住宅地、沿線商業地等として早急に道路、公園等の公共施設の整備を進め、優良な市街地の創出を図り、もって公共の福祉を増進することを目的に関係者のご協力をいただきまして、群馬県知事から大胡町樋越南部土地区画整理組合の設立認可を得ることができたわけでございます。これらのことから、関係者の皆さんは早く土地区画整理事業の完成を期待しているものであります。ついては、本事業を開始して数年が経過をし、これまで順調に事業が進められているものと思いますが、当事業の概要及び現在までの進捗状況についてまずお伺いをいたします。また、この中で公園用地があると思いますが、何カ所あって、どのくらいの広さがあるのかあわせてお伺いをいたします。 192 【牛込都市整備課長】 樋越南部土地区画整理事業につきましては、平成11年9月に事業認可を得まして、平成21年3月までの施工期間で、区域面積は約20ヘクタール、総事業費は15億2,700万円であります。これまでの事業の進捗状況でありますが、平成16年度末までで、事業費ベースでございますけども、約60%の進捗率であります。  また、公園でありますけども、公園は2カ所設置いたしまして、一号公園が約2,500平方メートル、二号公園が約3,500平方メートルの合計6,000平方メートルの広さであります。以上であります。 193 【本間委員】 次に、この工事に対しての助成金の内容についてお伺いをしたいと思います。  決算書によりますと、この土地区画整理事業に対して平成16年度に1,070万円の助成金が交付されておりますけども、この助成金の内容についてお伺いをいたします。 194 【牛込都市整備課長】 助成金の内容についてでございますけども、平成16年度の助成金の交付につきましては前橋市の助成要綱によりまして事業費の10%以内という規定がございます。道路の築造費や宅地造成費及び移転補償費などの事業費に対しまして、この助成要綱の規定に基づき算定をいたしまして1,070万円を交付いたしました。以上です。 195 【本間委員】 続きまして、先ほどの助成金についてでございますけども、先ほどの答弁で事業費ベースでは約60%の進捗率とのことでありますけども、現地を見ますと相当に事業は進んでいるものと思われます。予定している事業も残り少なくなってきているものと思いますけども、今後の助成金の交付についてはどのような見込みで考えておるのかお伺いをいたします。 196 【牛込都市整備課長】 今後の助成金の予定でございますけども、平成17年度につきましては主に道路の築造費等に対しまして1,200万円の助成金の交付を予定しております。来年度以降につきましても事業が継続をしているため助成金交付の予定がありますが、金額につきましては今後の事業の進捗状況によりまして助成要綱にまた基づき精査していきたいと考えております。以上であります。 197 【本間委員】 大変ありがとうございました。  先ほどの前橋大間々桐生線から前後に、中央に延びている地方特定道路ということで工事を進めておられるという話をしておりましたけども、これを早急に完成をするとともに、同じ区画整理組合にお互いの横の連絡をとり合っていただいて早急な工事の完成を見られるようぜひよろしく要望をいたしまして、この件については終わらせていただきます。  続きまして、都市緑化フェアについてお伺いを申し上げます。前橋公園につきましては、本市の緑化重点地区の整備として平成16年度約1億2,000万円弱、1億1,950万1,130円の決算額が報告をされております。その内容は、修景施設整備や植栽工事であり、本年度も引き続き公園整備が予算化されておることから、全国都市緑化ぐんまフェアの総合会場として充実をしていくものと考えます。また、先ほども土屋委員の方からもいろいろお話ございましたけども、中央児童遊園に関しましては7,138万3,705円の決算額が報告をされておるわけでございます。その中で委託料が6,541万8,000円とかなりの多くを占めているわけでございます。ほかに整備事業費として2,250万円、このようになっておりまして、遊園地としての整備も大方済んだのかなと、こんなふうに思っておるわけでございます。遊具も一新をされ、多くの子供たちが楽しく遊べる公園になったと思います。  実は、私もさきの日曜日、16日の日曜日に久しぶりに公園に行きまして、孫と1日楽しく遊んできましたが、以前、以前というのは私が以前というのは大変長い以前でございまして、行ったときと格段の差があるように感じました。というのも従業員、各遊具の係の方々、この方々がとても親切で、安全を確認したり、きびきびとした動きとお客に対して大変気を使っていたということをつぶさに見させていただきまして、委託料の大きい6,541万8,000円、これに対しまして理解をしてきたところでございます。そして、また1日を気持ちよく孫と一緒に遊んできたということを、これは孫と遊べた一つの話として聞いていただけりゃ結構だと思いますが、また利根川の河川敷の中に緑地公園のように水路があり、橋があり、あのようなところに行って2時間ばかり遊んできたわけなんですけども、大変よくできていて、我々大胡の方から出てきますと、すごい公園だなというふうには感じました。しかしながら、もし規制がないのなら、あそこにもうちょっと木陰が欲しいというふうに感じましたが、いろんな法律やら規制があるとすればやむを得ませんけども、もし仮にこれが緑化フェアの主会場の一部に入るとすれば、春から初夏にかけてですから、それほど悪影響はないとは思いますけども、ぜひもしそういうことでできることならば木陰が欲しいというふうに感じて帰ってまいりました。  そこで、全国都市緑化フェアに関しまして総合会場とは別にサテライト会場の視点から質問をさせていただきたいと思います。さきの総括質問の場においてお尋ねし、都市緑化フェアは単なるイベントではなく、市民と行政の協力が必要であり、進め方によっては幅広い展開が図れるものと感じました。総括質問での答弁を踏まえましてご質問をいたします。本市は、群馬県や高崎市とともに主催者の一員として主会場を担当し、ぐんまフェアの骨格的な共催事業を担当していくものと考えます。さらに、今回はぐんまフェアの特徴としてサテライト会場を設け、全県展開を図るとのことですが、まずサテライト会場とは具体的にどのような内容なのかちょっと教えていただければと思いますが、よろしくお願いします。 198 【津金公園緑地課長】 全国都市緑化フェアのサテライト会場でございますが、ぐんまフェアに共催する県内の市町村がフェアの主催者と連携を図りながら自主的に事業展開を行う会場のことであります。例えば花の名所や公園を会場にしたり、また美術館などが企画展示を行って開催するフェア共催会場のことでございます。 199 【本間委員】 次に、サテライト会場につきましては市町村が独自に都市緑化フェアに共催して展開するということで理解はいたしましたが、そのサテライト会場の取り組みについて本市は必要性から検討し、取り組むとのことですが、その必要性とはどのようなものですか、よろしくお願いをいたします。 200 【津金公園緑地課長】 サテライト会場は共催会場であることから、地域の方々とともにもてなしの心と独自性を持って開催することが重要と考えております。このことからもサテライト会場を検討するに当たっては地域と一体的な取り組みを図れるかが必要性につながると、このように考えております。 201 【本間委員】 もう一点お伺いをいたします。  みやぎ千本桜や大胡ぐりーんふらわー牧場については、今までの取り組みから地域性は高く、一体的な取り組みともてなしの心も高く、サテライト会場に十分になり得ると考えておるわけでございます。そこで、大胡ぐりーんふらわー牧場をサテライト会場として取り組むことについてはいかがでございましょうか。 202 【津金公園緑地課長】 大胡ぐりーんふらわー牧場のみならず、本市の赤城南面には民間の施設も含めすばらしい施設が多く、大胡ぐりーんふらわー牧場につきましては来場者の多い施設であることは承知をしております。それらの各施設がフェアに向け地域とのかかわりをより進めていくことがフェアの取り組みにつながっていくものと考えられます。 203 【本間委員】 宮城地区の千本桜については6,670万円の決算額が報告をされており、整備工事ほか2工事が進行中ですが、同じサテライト会場としてぐりーんふらわー牧場を含め多くの施設を使用する予定ということですので、役所内での各課が関連のある部分、各課の関連のある部署等で連携をとっていただきまして各場所の充実を図ってほしいと、このように考えておるわけでございます。  どのような施設においても、民間も含めまして今日に至るまでには多くの努力とお金がかかっておるわけでございます。これは、個人、自治体にかかわらず努力をして今まで現在に至っていると、こういうことでございまして、有効に活用していただくとともに、必要なところにつきましては整備をし、市民活動も協力をしてもらい、全国都市緑化フェアを全国からの来場者の方々に感動を与えるような、そのような催しにしていただき、群馬の前橋をPRをしていただきたいと思います。  大変いろんな決算に関係のないようなご質問を申し上げましたけども、以上をもちましてご質問を終了させていただきます。大変ありがとうございました。                (高 橋 一 郎 委 員) 204 【高橋委員】 それでは、順次お尋ねをいたします。  初めに、市営住宅ストック総合活用計画の方向、この見通しについてお尋ねをいたします。私は、本会議または委員会を通じまして以前から本市は類似市から見ると市営住宅が異常に多過ぎる。だから、非常に民業が圧迫をしている。だから、これを固定資産税を払っている人の立場を考えて見直しをすべきだというようなことを何度も申し上げてまいりました。その中で当局といたしましては、管理戸数の見直しについて今後ストック総合活用計画に位置づけをして公共と民間の適切な役割分担のもとに適正な管理に努めるというようなお話を伺っております。そこで、平成16年度に前橋市市営住宅ストック総合活用計画を策定したわけでございますが、どのような目的で作成をしたのかもう一度確認をしたいと思います。 205 【齋藤建築住宅課長】 市営住宅の整備の中でのストック総合活用計画の策定の目的でございます。本市では、市民要望にこたえるためにこれまで市営住宅の供給に努めてまいりました。そして、良質な賃貸住宅の供給を先導する役割を担ってきたわけでございます。その結果、現在では33団地、5,530戸の市営住宅の管理をしております。しかし、その多くが昭和40年代から60年代に建設された建物で、中には老朽化や設備、機能等が更新されていないなどの点から入居者や入居希望者の要望に十分にこたえられないものの住戸がございます。一方、少子高齢化時代に突入するとともに、人口が頭打ちになることや近い将来には世帯数も減少傾向に向かうことが予測されています。このようなことから、入居者のさまざまなニーズにこたえていくことや真に住宅に困窮する世帯に市営住宅を供給するための適切な管理戸数のあり方や既存の市営住宅をどのように整備し、長期的、効果的に活用するかのガイドラインを定めることを目的といたしまして、前橋市市営住宅ストック総合活用計画を策定いたしました。以上です。 206 【高橋委員】 そうですね。よくわかりました。  そこで、市営住宅のストック総合活用計画の方向、それと今後の見通しについてお尋ねをしたいと思います。まず、整備方針でございますが、策定の目的については今の説明で半分以上は理解できました。次に、今後の整備方針、それはどういうふうになっていくのかお尋ねをいたします。 207 【齋藤建築住宅課長】 今後の市営住宅の整備方針でございます。策定いたしましたストック総合計画に基づきまして既存住宅の建てかえ、改善、維持保全、用途廃止のこの四つの整備手法を用いまして整備していきたいと考えております。建てかえにつきましては、平成18年度、19年度の2カ年事業といたしまして広瀬第5団地に1棟で40戸の住棟の建設を計画しております。また、高齢者の居住が多い南橘団地につきましては現在簡易耐火の平家建てとか、簡易耐火の2階建て等の住宅がございますが、これらをやはり中層の耐火建築物の建物に建てかえをしてまいりたいと、このように考えております。それと、用途廃止でございます。用途廃止につきましては、やはり経年劣化といいましょうか、時代ニーズに合わなくなったものもございます。これらの建物、簡易耐火の2階建てが多いんですが、例えば江木第4団地を初めとする各団地で老朽化が進んだものについては、効果的な建てかえが困難な団地を対象に平成22年までに約120戸程度の除却をしていきたいと、このように考えております。以上です。 208 【高橋委員】 今までは、どんどん、どんどん住宅を建てて、現在では33団地、5,530戸を管理している。しかしながら、昭和40年から60年代に建設されたものが大分あるけれども、もう40年代のがなかなかこれは人が住むのは難しくなってくる。こういうものを除却または改善をしなきゃならないというふうにも思います。しかし、今のお話の中で用途廃止が5年間で約120戸ぐらいを除却すると。しかし、私ども合併前に、私の記憶では前橋の空き家は1万3,200戸ぐらいあいているというような、たしか数値を記憶しているんです。1万3,000戸あいている住宅、これはもう壊さなきゃならんのが半分以上あるんでしょうけども、いろいろな資金繰り等で壊せない。そういう中で、市営住宅が非常に民業を圧迫しているんだから、何とか時代に合ったような数値目標にしてくれないかというのがアパートや貸し家を持っている人たちの大きな長い間の願望なんです。そこで、5年間に方針としては減らしていくということはわかるんですが、5年間で120戸というのは少しそのような状況の中ではペースが遅いんじゃないんかなというような気がいたします。したがいまして、時代の流れに即応したような住宅政策の見直しと、それと管理体制をもう一度ひとつこの辺で方向を決めていただきたいということを要望しておきたいというふうに思います。  次に、北関東自動車道が大分進みまして、東北自動車道の方へ順調に延伸をしておる。国でも、大変いろいろな委員から質問がございましたように、上武道路の8工区が進められる。まさに前橋はモータリゼーションですから、どうしても都市と都市とを結ぶ幹線道路の整備というのが非常に必要だし、おかげさまで当局のご努力によっていろいろな道路事情が順調に推移しているということは大変ありがたいというふうに実は感謝をしております。その中で、高崎市との連携の中で江田天川大島線、これは非常に順調に推移をしてまいりましたけれども、まだまだ六供地区においてはこれが大きな課題になっております。  そして、お尋ねをいたしますが、六供地区の土地区画整理事業によるところの道路の整備、その中で今日まで江田天川大島線の道路整備の状況は具体的にはどうなっているのか、これをまずお尋ねをしたいと思います。 209 【梅山区画整理第一課長】 六供地区の江田天川大島線の道路延長は、全体で約1,300メーターございます。そのうち約600メーターが一部供用開始されておりまして、残りの区間は700メーターでありますが、このうちの約400メーターの区間において幹線水路、側溝及び下水道等、現在整備中でございます。以上でございます。 210 【高橋委員】 そうですね。確かに現地へ行ってみますと方向が見えてきたんですね。確かにまだ数字上から見るとまだまだかなという感じがしますけれども、随分進捗したなというのが実感でございます。そこで、道路整備を進めるにはその前段として建物の移転、これがもう動かなきゃどうにもなりませんね。建物の移転については、大分進んだように見受けられまするけれども、あと実際江田天川線を整備するのにはどのくらい残っているのか、これをまずお尋ねいたします。 211 【梅山区画整理第一課長】 江田天川大島線上の建物でありますが、残りは8戸でございます。 212 【高橋委員】 ところが、この8戸というのがくせ者で、行くところがあかなきゃ動かせねえもんね。どうせそういうネックのあるのが残っているわけですね。  それでは、大分8件というのは、大体90件ぐらい今動いていますから、六供全体では。非常に順調に進捗をしています。先が見えてきたような気もいたしますが、じゃその残りの今後の8戸、この見通しはどうなんですか。 213 【梅山区画整理第一課長】 江田天川大島線直上の建物を移転するには、先ほど委員さんおっしゃいましたように、移転先の土地をあけ、移転先を選考して移転する必要があります。移転計画においては、工程的には数工程を必要といたしますが、早期移転を目指しているところであり、あと三、四年で建物移転を終わらせたいと考えております。なお、移転終了後まず雨水幹線を下水道建設課で布設し、その後に道路築造に入る予定でございます。以上でございます。 214 【高橋委員】 具体的にあと三、四年という数値が見えてきましたね。これは、まことにもっていいことです。  そこで、次は六供から今度は広瀬団地の間、上朝倉地区、昔から幻の道路、1.1キロあるんですね。したがって、江田天川大島線は現在いわゆる2地区で土地区画整理事業が実施されておりまして、六供並びに松並木の区画整理事業は順調に進捗しているというふうに思っています。路線上の昭和50年に完了した広瀬地区の区画整理を含めますと、六供町から天川大島町の間約3キロのうち未整備で残るのは上朝倉地区の約1.1キロであります。せっかく2地区が区画整理で投資しても中間の上朝倉地区がつながらなければ整備効果が発揮できない、いわゆる投資対効果というのが出てきません。未整備地区に当たる上朝倉地区では上朝倉地区まちづくり協議会を立ち上げまして、まちづくりの実現に向けて努力した経過がございますが、現在はどのような状況になっておりますか、お尋ねをいたします。 215 【小池都市計画課長】 上朝倉地区につきましては、平成13年に地元自治会より江田天川大島線の早期整備の要望書が提出をされました後、平成14年にまちづくり協議会が発足をいたしました。そして、組合区画整理事業によるまちづくりの検討が平成16年まで行われてきました。この間地元の皆さんによるまち歩きやワークショップ等活発な勉強会が行われてきました。しかしながら、現在の経済情勢では保留地処分が難しい状況や減歩負担が多くなること等が予想されることから、地元関係者では区画整理事業に着手しようという合意には至っておらず、協議会の活動が一時休止されている状況でございます。このような状況ではありますが、江田天川大島線を整備してほしいという地元の要望は大変強いものがございます。 216 【高橋委員】 そうですね。調整区域を市街化にして区画整理をする場合は、どうしても組合施行で土地の減歩を金に変えてまちづくりをしなきゃならない。今は、大変そんな状況ではないから、現実問題として江田天川線を六供から延伸をして、そして広瀬につなげる。その後、時代の要請によってまたまちづくりをつくろうという方向は見えてきたようであります。  それで、今課長答弁のとおり、非常に江田天川大島線を整備したいという地元の要望が強いようでございますが、そういう松並木、六供の区画整理の進捗状況を踏まえた上で上朝倉地区における江田天川大島線の今後の地元の要望に対する道路整備見通し、これについてお尋ねをいたします。 217 【小池都市計画課長】 江田天川大島線は、本市と高崎市を結ぶ都市間の広域幹線道路で、この道路が完成いたしますと本市はもとより、県央地域全体の発展に多大な効果が期待できますことから、優先的に整備すべき路線として位置づけております。委員さんご指摘のとおり、利根川以東におきましては六供、松並木両土地区画整理事業で整備が着々と推進されておりまして、残されました上朝倉地区の本道路についても関係課と協議し、早期整備に向けて取り組んでまいりたいと考えております。 218 【高橋委員】 早期整備に向けて取り組んでいきたいと。そこで、区画整理第一課長は六供の江田天川線の部分はあと4年で家屋の移転が終わるということになりますと、これはいよいよ江田天川線の本格の道路の整備に入れる。せっかく投資するんだから、これは朝倉も一緒にそれに並行して進めるのには今から具体的な問題点に着手しないと間に合わないんじゃないかというふうに思います。でき得るならば六供の江田天川線の完成と一緒に上朝倉地区も完成をすることが非常に理想的だというふうに思います。そこで、今までの経過の中で都市計画部長、そういう方向に向けた決意ひとつお聞かせください。 219 【舩津都市計画部長】 私は、都市計画課長のときから再三お答えしてきましたように、ようやく六供地区についてもあと三、四年で移転という見通しが立ってまいりましたので、隣に建設部長おりますけども、建設部と都市計画部協力して事業化を図ってまいりたいと思っております。 220 【高橋委員】 非常に力強いご答弁をいただきまして、ご期待を申し上げますので、よろしくお願いいたします。  次は、私どもが本会議またはまた委員会で指摘をしてまいりました指定幹線道路の規制の緩和見通し、これについてまたしつこくお尋ねをいたします。合併後の新市発展に向けまして、市政の均衡ある発展のためには市街化調整区域の規制の緩和、特に指定幹線道路沿線の規制緩和が必要だというふうに私は考えてまいりました。せっかく道路をつくったのに調整区域、道路が通っているだけ、その端はみんな畑、田んぼ、非常にもったいない。これだけ何十億も投資してその効果が出ていない。だから、何とか規制を緩和しよう、こういうことで、この特に指定幹線道路は20年前に倉庫きりつくれねえ、こんなばかな話はねえと。だから、時代に合ったものが建てられるようにしたらどうだというようなことを今まで皆様方にお尋ねをしてきたところであります。ことしの予算審査においてもその取り組みについてを聞きましたけれども、指定幹線道路を初めとする幹線道路沿線の調査、地域の実情を把握して規制の緩和の検討を進めることということでしたけれども、現在の検討状況と問題点、また課題がございましたらお尋ねをいたします。 221 【小池都市計画課長】 現在の規制緩和の検討状況と課題ということでございますが、沿線の開発の状況を確認するため指定幹線道路の高崎駒形線、駒形バイパス及び藤岡大胡線、国道50号、前橋長瀞バイパスの市街化区域近接の区間の計5路線について沿線の土地利用や農用地等の状況を調査いたしました。各路線の状況を踏まえまして、ある程度開発が進み、道路、水路の公共施設が整備された幹線道路の沿線や交通利便性を生かして将来都市構造の骨格となる幹線道路の沿線などは周辺の農地や集落との調和、交通の安全性を確保しつつ、これまでの指定幹線道路の沿道における大規模な流通業務施設の基準に新たな用途を加える規制緩和の検討を進めたいと考えております。課題といたしましては、規制緩和の実効性を確保するため農業施策との調整が重要であると考えております。 222 【高橋委員】 よくわかりました。  そこで、今後の見通しなんですが、幹線道路沿線の規制緩和については社会的必要性や地域経済活性化の観点などから政策的に進める必要があると思いますが、検討課題に対する今後の見通しについてお尋ねをいたします。 223 【小池都市計画課長】 現在次期総合計画の策定に合わせまして新たな都市計画マスタープラン策定に向けた土地利用計画の整合を図る必要から、将来都市構造について先行検討を行っております。この市域全体の土地利用や幹線道路の方針と整合する規制緩和の対象区域などについて農業政策と調整を図っているところでございます。今後農業政策との調整を図りながら規制緩和を実施する具体的な区域及び基準につきましては本市開発審査会に諮りながら検討を進めまして、早期に方針を決定したいと考えております。 224 【高橋委員】 非常に建設的で前向きなご答弁でございまして、全くそれは時代がそういうふうに要請しているんです。というのは、これ栃木県の都市計画課の県の開発審査会運営規程の運用という資料をもらってみたんです。これによりますと、栃木県というのは群馬県よりもっと農業生産区域でおくれていると思った。だが、これは違うんですね。景気の低迷、県内工場の海外転出などから地域を振興し、雇用機会の創出を図るためには、これまでの工業誘致に加え、商業の立地も進める必要がある。商業施設の大型化やモータリゼーションの進展を背景として郊外への進出動向に対して市街化区域内に企業の要望にこたえられない、適地が不足しているということで、今後は栃木県でも県としてこういうようなことで工業誘致と同じような感覚で商業誘致をしていくんだということをはっきりと16年4月1日から適用するというふうに明文化しているんです。  そこで、今の答弁の中で非常に課題としては前向きな答弁なんですが、農業政策との調整が重要だというふうなことは大事だと思いまするけれども、これからは今回の総括質問では農業問題うんと出ましたけれども、私は前橋の中で農業をやはりどうしても進めていかなきゃならない地域、またはどうしてもこれはこれだけ投資したんだから、この地域は開発をしていくべきではないだろうか、そういうような考えのところをもう一度精査をして、そして農政との問題点についての調整、これはやっぱり都市計だけじゃないんです。農政だけではないんです。総合的な前橋の大きな方向の中で定めていくということなんで、助役さんが見えていますんで、そのような調整をしていただいてこの規制緩和に向けてのひとつ考え方をお聞かせください。 225 【大塚助役】 今委員さんのご指摘につきましては、これからの前橋にとって大変重要な視点だというふうに認識しておりますので、十分検討してまいりたいというふうに考えております。 226 【高橋委員】 ぜひひとつそのように頑張ってください。ご期待を申し上げたいと思っております。  次に、これは最後になりますが、県もいろんな課題があって勉強しているんです。これは、平成5年の4月28日付の埼玉県の方針なんです。いわゆる都市計画道路の塩漬け路線、これを県がガイドラインをつくって必要のないものは廃止したい、こういうようなこと。これは、いろんな事情があったから都市計画決定をしたんだけれども、時代の変遷の中でやっぱりやったけども、これは要らなくなった。しかし、いろいろな関係でもう少し温めていなきゃならんものもあるだろう。そういうような形の中で、長期未整備な都市計画道の見直しについてお尋ねをいたします。  今まで増加してきた我が国の人口は、ご案内のとおり近いうちに減少に転じるとされ、さらに少子化、高齢社会の進行など社会情勢の変化等背景に都市計画決定されました20年以上の長期にわたった未着手、未整備の状態、いわゆる塩漬け路線で建築規制がかけられている都市計画道路については、その必要性や妥当性を検証して見直す動きがこれは全国的に実は広がっております。今言った埼玉県においては、県と市町村が共同して県の作成したガイドラインによって都市計画道路の一斉見直し作業を進める計画であります。路線ごとに廃止、変更、存続を決定すると聞いておりまするが、このような状況の中で今後前橋市は塩漬けとなっている都市計画道路を見直す考えがあるかないかお尋ねをいたします。 227 【小池都市計画課長】 都市計画道路は、道路機能の観点から主として交通機能のネットワークを形成するものでございまして、幹線道路、地区内幹線道路等その必要性から都市計画決定をされた経過がございます。しかしながら、その整備には大変時間を要することから、本市におきましても計画決定から相当期間経過してもなお未整備の路線が多く残されている状況でございます。このような中で、群馬県におきましても平成17年度中に都市計画道路見直しガイドラインの策定を予定しております。本市といたしましてもこのガイドラインを参考といたしまして再検討したいと考えております。 228 【高橋委員】 やはり埼玉県だけではないんですね。群馬県でもそういう見直しガイドラインを策定する。  そこで、参考までに20年以上の計画はあったけれども、未整備状態どのくらいあるんですか。 229 【小池都市計画課長】 前橋地区の都市計画道路で都市計画決定後20年以上が経過した路線の総数は86路線でございまして、そのうち一部着手しているが、未完成な路線は57路線で、全く手がついていない路線は8路線でございます。また、大胡地区につきまして20年以上経過した路線は7路線、着手後未完成は2路線で、未着手は5路線でございます。 230 【高橋委員】 なるほど。ぜひとつ群馬県で、今課長答弁のように、17年度中に都市計画道路の見直しガイドラインを策定してくれる。そういう中で、しかしこれは20年たったけれども、いろんなネックがあったけども、今後予算化すれば生かさなきゃならんという面もあろうと思いますから、ぜひそういった意味でいろいろな大所高所の立場からこれは要らないというものについてはその路線を決定した地元等にもよく親切に説明をして廃止する場合は廃止をし、新しい時代に向いた都市計画道路の計画と整備の振興を進めていただきますようにお願いをいたしまして、質問を終わります。                (中 里   武 委 員) 231 【中里委員】 お疲れでしょうけれども、私が最後の質問者になりますので、どうかよろしくお願いをいたします。  初めに、前橋公園整備事業でありますが、何人かの委員さんが質問をしてまいりました。重複を避け、質問をさせていただきたいと思います。16年度工事実施状況、また17年度の整備事業の進捗状況についてはお聞かせいただきましたので、その上で前橋公園は昔から前橋の顔として春桜が咲く時期には県外からも多くの人が詰めかけ、見える場所であります。利用者を見てみますると、幼児から高齢者、また障害のある方も含めて本当に気軽に立ち寄れる公園としての重要な位置づけにもあります。そのため継続的な、また効果的事業遂行、特にバリアフリーの面では十分改善を図っていただきながら水と緑と詩のまち、これにふさわしい整備をお願いするところであります。  それで、前橋公園は平成20年全国都市緑化フェア開催、この中心拠点にもなっております。開催に向け、さまざまな検討がなされるものと考えますが、私も過日山形県寒河江市に市街地花いっぱいまちづくり推進事業、これを視察させていただきました。ご存じのように、2002年6月に全国都市緑化フェアを開催し、市民参加を合い言葉に各施設が入場無料で119万人の集客を見たようであります。市民参加の流れをつくることで緑と花の重要性を体験し、そして市民の輪が広がることが重要である。この山形県においては市民参加、これが特徴でありまして、フラワーロード、何キロにもわたる植樹帯に花を植える、またフラワーポット等さまざまに市が、県が与えるのではなくて、それぞれ地元の市民が自発的に自分たちでフェアに参加をしていこう、また見えられるお客さんによかったと思われたい、その気持ちがフェアを大成功にした、そういうお話をお伺いいたしました。そこで、開催また開催後の市民のかかわり、そして継続性について初めにお伺いをいたします。 232 【津金公園緑地課長】 前橋公園の整備につきましては、計画に基づきまして、先ほど回答申し上げましたとおり、7年から14年にかけて親水水上ステージゾーンの整備を行い、またさちの池の周辺の整備については平成15年度から着手をしております。さらに、周辺の整備はバリアフリーを基本として安全性に配慮し、各施設の一体性を高めた整備として平成17年度までの3年間を予定しております。その中で16年度の主な工事実施状況につきましては、さちの池の改修、池の南側にハス田、ショウブ田の整備、園路、広場等の整備を実施いたしました。緑化フェアに関しましては、主会場となる旧競輪場の跡地周辺の整備をし、展示会場として広場整備を行い、また前橋公園から前橋駅までのケヤキ並木がございますが、こういったところに花壇、そういった展示を行いまして、当然ここで市民参加をいただきながら一過性の緑化フェアで終わるんじゃなく継続して進めていきたい、このように考えております。 233 【中里委員】 もう一つ、イベント開催に当たってなんですけれども、特にごみ問題はもとより、駐車場の整備体制、トイレの整備等欠かせない課題があると感じます。山形の場合も緑と花のすばらしさはもとより、スムーズな駐車場整備体制、そしてきれいなトイレの整備、こういった点が入場者に感動を与えたそうでもあります。そこで、今後緑化フェアを検討していく中で駐車場、またトイレの整備等についての考え方をお聞かせいただきたいと思います。 234 【津金公園緑地課長】 緑化フェアの開催時の駐車場につきましては、旧スポーツセンターの跡地、またグリーンドーム西と利根川西の駐車場を予定してございます。また、トイレにつきましては各エリアごとには設置してございますが、緑化フェア開催時には全国から多数の方が訪れますので、仮設トイレの対応になると考えます。駐車場、トイレにつきましては、利用者の利便性を考え、今後の実施設計の中で位置や規模について検討していきたいと考えております。 235 【中里委員】 これは、提案ですけれども、ぜひ多くの集客を望めるように施設の入場は無料としていただきたい、これを提案させていただきたいと思います。よろしくお願いをいたします。  次に、亀泉霊園の陥没についてお伺いをいたします。本年7月に亀泉霊園に芝生広場の陥没が確認をされました。その陥没対策でありますが、その後の調査状況をお聞かせください。 236 【津金公園緑地課長】 調査状況についてでございますが、破損のあったヒューム管は農業用排水路管であるため現在も水が流れて満水の状態です。用水が減水するのを待ちまして、調査をするべく調査委託発注の準備をしているところでございます。調査方法につきましては、ヒューム管の中にテレビカメラを入れ、損傷箇所とその他の影響調査を行ってまいりたいと考えております。 237 【中里委員】 参考に霊園建設以前の土地利用、そして今後補修工事後の利用についてお伺いいたします。さらには、補修工事を進めていく中で墓地利用者に対する周知についてお伺いいたします。 238 【津金公園緑地課長】 当初沢を利用いたしまして、ごみの埋立地として整備したものでございます。その上に霊園を整備したということでございます。なお、現在も危険防止のためにフェンス等で陥没箇所を囲ってございます。これらの補修の工事内容、また手法等を説明板をつけまして、人の目につきやすいところに掲示する予定でございます。それで安全確保を図っていきたい、周知したいというふうに考えます。 239 【中里委員】 陥没した芝生広場に限らず、可能性としては今後も陥没はしないと言い切れない実情があるかと思います。墓石がいつ倒れるか、そんな不安にもなりかねない。そういった意味からも今後も必要であれば再調査等を行い、安全面の維持をお願いしたいと思います。  次に、道水路補修、また交通安全施設整備についてお伺いをいたします。初めに、道路パトロールの実績とその反映、効果についてですけれども、道路管理者は道路法の規定により一般交通に支障を及ぼさないよう道路を常時良好な状態に保つ、そのため維持修繕しなければならないとされておりますが、道路パトロールについては維持管理に欠くことのできない日常業務、そう認識しております。そこで、道路パトロールについて平成16年度の実績、そしてまたその中で得た情報、それをどのように具体的に維持管理に反映、また効果を上げているのかをお伺いいたします。 240 【吉田道路管理課長】 平成16年度の道路パトロールの実績とその情報の反映、効果についてでございますが、まず道路上の危険箇所、路面の破損、穴場と段差等の修繕、補修の必要箇所が約1万5,000件、また道路、側溝等の危険箇所、グレーチング、口ぶた、縁石等の破損が約1,500件、そのほかを合計して約1万7,600件を調査、確認いたしました。この道路パトロールの情報に基づきまして道水路補修改良事業の修繕工事並びに道路補修センターの補修業務に反映させ、危険箇所の早期修繕、補修に努めることにより道路管理瑕疵による事故が未然に防がれていることと認識しております。また、老朽化による舗装の改良時期等の検討資料といたしまして、貴重な情報となっております。 241 【中里委員】 確認される危険箇所についての余りにも多い件数に驚くわけですけれども、一般市民の方から道路の舗装がひびが入った、また穴があいた、そんなことをよく意見、要望としてお聞きすることがあるんですが、なかなか直る見込みがない、直らない、そんなことも中には聞きます。できるだけ速やかに補修、また修繕されるようお願いをいたします。  次に、交通安全施設整備についてですが、道路交通量の増加と多様化に対応して交通の安全と円滑化を図っていくために各種さまざまな交通安全施設を整備されております。その中で一つ例に挙げて道路反射鏡、いわゆるカーブミラーの設置工事の実施状況について、また設置要望数に対する実施数、あわせて設置工事についての現在どのような発注方式によって行われているのかをお聞かせいただきたいと思います。 242 【吉田道路管理課長】 まずは、道路反射鏡の設置要望箇所と実施箇所数ですが、自治会を初め各方面から174カ所の設置要望がありました。実施箇所につきましては、十分な現況調査を行い、交通安全上必要な箇所を精査し、危険度、緊急度を考慮に入れ、112カ所設置いたしました。  次に、設置工事の発注方法ですが、平成14年度から従前の単価契約方式から工事発注方式に変更いたしました。現在の発注方式は、新設の場合、設置数が大体7基から8基がまとまり次第3者見積もりによる随意契約で工事発注しております。この発注方式によりまして業者選定の機会均等による公正化、それとコストの縮減が図れているものと考えております。 243 【中里委員】 カーブミラーの設置については、私も自治会要望として上げられる数、その中で数多く意見を受ける機会があります。できるだけ要望数に対してクリアできるように今後も努力をお願いしたいと思います。  また、施設整備の中で横断歩道警戒標識、そして一時停止など交通対策課と協議、連携を図っていくことが多いかと思います。その連携についてお聞かせいただきたいと思います。 244 【吉田道路管理課長】 交通対策課との連携でございますが、道路管理者が行う交通安全施設整備事業につきましては交通事故の未然防止の上から交通政策として重要な事業であると認識しております。したがいまして、交通対策課とは十分な協議、緊密な連携を図りながら交通安全対策の調査、検討を行い、事業実施をしております。例といたしましては、横断歩道設置箇所の歩道の切り下げ、あるいは警戒標識の設置、通学道の路面標示、一時停止におけるとまれの強調標示などがあります。これからも交通対策を初め地元自治会、警察、関係機関との連携により交通安全対策に努めていきたいと考えております。 245 【中里委員】 いずれも生活に密着した事業でありますので、今後要望に対して的確な対応を要望させていただきます。  次に、市営住宅家賃収納状況について何点かお伺いをいたします。初めに、平成16年度決算において市営住宅、特別市営住宅合わせて調定額15億6,762万円、収入額が13億9,000万円、そして未収入額が1億7,754万円と、収入率にしてみると88.67%と伺っております。この数値、これを基準にして過去5年間の収入率を比較しての傾向性、またその要因について初めにお伺いいたします。 246 【齋藤建築住宅課長】 収入額及び収入率の傾向ですが、残念なことに両方とも年々減少しているという状況でございます。  次に、その原因でございますけども、収入率の下降傾向の原因でございますけども、所得がありながら長期にわたり家賃を納入する意思のない滞納者が居住し続けているということが主な原因であると考えております。平成16年度の出納閉鎖期間である平成17年の5月31日現在で3カ月以上の滞納者は349人存在しております。以上です。 247 【中里委員】 平成16年度の滞納額の単年度、過年度の内訳、そしてまた過年度の徴収状況についてお聞かせいただきたいと思います。 248 【齋藤建築住宅課長】 平成16年度における単年度分の収入額でございますが、13億5,685万9,090円で、収入率につきましては96.7%でございました。過年度分につきましては3,322万3,620円で、収入率は21.4%でございました。合計で13億9,008万2,710円の収入でありまして、収入率は88.67%でございました。以上でございます。 249 【中里委員】 累積した過年度の収入率を上げること、いわば滞納者に対する対応策を考え直していかなければなかなか累積が増すばかり、そんな気がしてなりません。平成16年度聞いてみますると、市営住宅使用料金滞納人数、かなり多いものがあります。トータルをすると滞納金額は1億6,000万円を超える、そういう状況でもあります。うかうかすると平成17年度については未収入が2億円を突破してしまうのではないか、そんなおそれも持つわけですが、住宅の明け渡しを求めることだけではなく、滞納金額徴収に対してどのような体制で、どのような対応をとっておられるのかお伺いをいたします。 250 【齋藤建築住宅課長】 滞納者の対応につきましては、非常に課としても頭が痛い問題でございます。滞納者に対しましては、毎月督促状を発送しまして、納入を呼びかけております。また、電話による納入の指導や昼夜の戸別訪問による納入指導を再三再四行っております。それと、連帯保証人に対しましても3カ月、4カ月の滞納者の場合は入居者への納入指導協力依頼をいたしまして、また5カ月以上滞納した場合につきましては請求書を発送するなど納入確保に努めているところでございます。このような指導にもかかわらず納入していただけない世帯に対しましては住宅の明け渡し請求を行っておりまして、明け渡し期限到来後も居住し続けている場合には住宅の明け渡し及び滞納家賃の支払いに関する訴訟を行っております。以上でございます。 251 【中里委員】 建築住宅課として日々収入率向上のため休日、夜間にかかわらず努力をされ、また場合によっては入居者の生活状況まで把握をした上で情を持って対応されていることは十分認識もし、評価もするところでありますけれども、収入率は下降の一途をたどる現在、滞納者に対する対応強化、これを見直すべきだと考えます。  次に、訴訟問題についてお伺いいたしますが、訴訟から強制執行までにかかる費用、これをお伺いいたします。さらには、過去3年間の訴訟の結果、また経過、方針をお伺いいたします。 252 【齋藤建築住宅課長】 訴訟から強制執行までにかかる経費でございます。経費につきましては、裁判所に納入しておりますが、予納金としての訴訟の場合が1件当たり3万円、強制執行の場合は1件当たり7万円でございます。なお、本年度より課の職員が職務代理者となりまして、原告として法定に出廷しております。案件によりまして経費が非常に異なりますが、訴訟の場合は判決後、強制執行の場合は住宅の占有権が市に移行した時点で裁判所が精算し、余剰金がある場合は戻入されます。また、不足ある場合は追加分を納入するという仕組みになっております。
     次に、過去3年間の訴訟の経過及び結果についてでございます。過去3年間の訴訟の経緯及び結果でございますが、平成14年度に3件、15年度に2件、16年度に3件、合計8件の訴訟を行いまして、すべて訴えが認められております。住宅の占有権が市に移行いたしましたので、入居待機者に提供し、家賃収入を得ているところでございます。なお、今年度におきましては去る8月30日の開催の建設水道常任委員会でもご報告させていただきましたけども、これまでに10件の提訴を行っております。以上でございます。 253 【中里委員】 日ごろの苦労は、本当に重々承知をするところでありますけれども、現在では分割納付対応はもとより、法的措置なども含めて少しでも収納率向上を目指していただいておりますけれども、建築住宅課として悪質滞納者を防止するための今後の対応策と方針、さらに収納事務の委託についてのお考えをお聞きしたいと思います。あわせて体制強化の面から差し支えなければ建設部長の見解もお伺いをしたいと思います。 254 【齋藤建築住宅課長】 公平性の確保、また滞納者の対応についてでございますけども、現在建築住宅課はいろんな政策を考えていますが、やはりやっていく中で住宅のこの方法の解決につきましては、とりあえずは住宅の明け渡しの措置として訴訟のほかには、あとは入居者の自主的な退去しか方法はないと考えております。しかし、訴訟には経費、時間、労力等が必要となりますので、できる限り早い段階での自主退去を指導いたしまして、長期滞納者をふやさないような課を挙げて努力をしていきたいと考えております。  また、滞納者に対する家賃の徴収事務につきましては、委託等は今のところ考えておりませんので、課員で対応していきたいと、このように考えております。以上です。 255 【高畑建設部長】 基本的には課長答弁のとおりでございますが、私といたしますと住宅関係につきましてはもう未然に滞納が発生した時点からそこで促すような仕組みに今後課内、部内で検討していきたいというふうに考えております。 256 【中里委員】 16年度の市営住宅申し込み状況を見ますと、453人という数字が上がっておりました。長期滞納者が長期にわたり市営住宅に住み続けるということは、歳入面の問題に限らず、市営住宅に入居を希望している市民がこの状態を耳にし、また目にしたときには庶民の感覚では理解できない不公平感を持たれます。公平、公正に保てるよう一層の努力を要望しておきたいと思います。  最後に、アスベスト実態調査に関してお伺いをいたしますが、民間建築物に対するアスベスト実態調査、さきの委員会にて報告をいただきましたが、初めに民間建築物アスベストの調査方法についてお聞かせいただきたいと思います。 257 【櫻澤建築指導課長】 国からの実態調査の依頼は、昭和31年ごろから平成元年までに施工された民間建築物のうち屋内または屋外に露出してアスベストが吹きつけされている1,000平米以上の建築物を調査対象としております。対象建築物の抽出につきましては、建築確認申請台帳及び消防本部の協力を得まして、アスベスト調査台帳を作成いたしました。この調査台帳に基づきまして所有者等にあらかじめ調査依頼通知書を送付いたしまして、その後建築指導課の職員が現地を目視調査したところでございます。8月30日の委員会には、その途中経過を報告させていただいたところでございます。以上でございます。 258 【中里委員】 次に、飛散のおそれがあり、指導した棟数として118棟、これは途中経過だったと思いますけれども、報告をされました。この建物所有者へのアスベスト対策の指導、助言はどのようにされているのでしょうか、お伺いいたします。 259 【櫻澤建築指導課長】 現地では、建物の外観を目視によりまして調査を行い、吹きつけアスベストの可能性があると思われる建物につきましては所有者等にアスベストに関する基礎的なパンフレットを手渡しまして、アスベストの分析調査を依頼したところでございます。また、アスベスト使用が判明した場合にはアスベストの暴露防止対策として除去、封じ込め及び囲い込みの3種類の手法があることを説明し、必要な改善等について指導、助言を行ったところでございます。以上でございます。 260 【中里委員】 わかりました。  目視調査、これを行う中で飛散しているかのような危険性があり、また緊急に対応しなければならないような実例が現実あったのか。そして、その対応策についてお聞きします。 261 【櫻澤建築指導課長】 これまで緊急に対処するような実例はございませんでした。現地調査の結果では、アスベストと思われるものが施工してあった場所等につきましては屋内の駐車場や機械室などでございます。屋内の駐車場につきましては、直接見えるため所有者自身が安全について関心を持っており、既に調査してアスベストが含まれていないことを確認しているケースが多くございました。また、機械室については管理業者が年に数回出入りするだけで施錠されておりまして、一般の人が出入りすることなく管理されているケースが多くございました。以上でございます。 262 【中里委員】 今のところ飛散については市民に影響はないという、そういうお話であります。ただ、この先解体工事が行われる、そういう実例があったときに近隣周辺の市民からするとアスベストを使っているのか使っていないのか、それが飛散しているのかどうなのか、具体的にはわからない状況であります。そのためにも解体工事が行われるその際、近隣周辺住民に対する何らかの周知、これが必要かと思いますが、ここについてお伺いいたします。 263 【櫻澤建築指導課長】 建築指導課の所管といたしまして、建設リサイクル法の届け出の受理がございます。アスベストについての規制は、この中にはございません。しかし、労働安全衛生法を所管する前橋労働基準監督署からの依頼によりまして、建設リサイクル法の届け出を受理する場合に建築指導課の窓口でアスベストに関する表示看板の設置パンフレットを解体業者さんにお渡ししております。表示看板の内容につきましては、建物解体時の暴露防止や粉じん飛散防止対策またはアスベストを使用していないときは調査方法などを記載することになっております。このお知らせの表示看板により近隣の住民の方々に周知されることになります。以上でございます。 264 【中里委員】 よくわかりました。ありがとうございます。  民間建築物については、所有者の判断にある意味ではゆだねている、そういった状況であると思いますけれども、今後関係所管との連携の中で市としても積極的な働きかけを要望させていただきまして、すべての質問を終了いたします。ありがとうございました。 265 【北爪委員長】 ほかに質疑はございませんか。                (「なし」の声あり) 266 【北爪委員長】 ほかに質疑もないようでございますので、以上で質疑を終わります。 267              ◎ 休       憩 【北爪委員長】 暫時休憩をいたします。                                        (午後3時13分) 268              ◎ 再       開                                        (午後3時40分) 【北爪委員長】 休憩前に引き続き会議を開きます。 269              ◎ 討       論 【北爪委員長】 これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許可します。 270 【中道委員】 私は、日本共産党前橋市議団を代表して本委員会に付託された議案第129号 平成16年度前橋市一般会計決算認定を初め議案第133号、議案第136号、議案第137号及び議案第138号の5件について反対の討論を行います。  小泉内閣が進める国民負担増政策が強まっており、今高齢者の暮らしや子育て世代の生活不安が高まっています。また、官から民への流れが強められており、保育所の民営化や公の施設の民営化が進められています。指定管理者制度もその一つです。この流れは、郵政民営化でも明らかになったように、民とは国民、市民のことではなく、大企業、資本家、事業家のことであり、官の事業を民のもうけの対象に開放することであります。民営化は、高齢者のデイサービスや障害者の福祉作業所まで対象にしており、生活弱者の福祉やサービスまでもうけの対象にされようとしています。そもそも資本家や事業家は官の事業を当てにしなくても自由経済の中で自立して業に励むべきです。市長は、長引く不況下で、しかも小泉改革が痛みばかりを国民に押しつける中で悪政から市民を守るための行政執行が求められているのに悪政追随の姿勢を強めているのでは市民の暮らしや福祉を守ることはできません。  まず、議案第129号 前橋市一般会計決算についてです。反対の理由の第1は、地方自治法の改悪で昨年指定管理者制度が導入されましたが、公の施設への企業参入に道を開くことは問題があり、反対です。また、あいのやまの湯と中央児童遊園るなぱあくの市有施設を民間委託したことも問題です。児童遊園のるなぱあくは、開園以来大きな事故もなく、廃園の話が出されたときでも市民の存続要望を直接市が聞くことができたことによって存続の決断ができたのではないかと思っております。あいのやまの湯は、多額の市税を投入し、建設した施設なのに、完成と同時に民間委託したことで施設の目的でもある市民の健康増進温水施設の機能が十分発揮されておりません。  第2は、市営住宅の増設やストック活用総合計画が市民要望にこたえられていないことです。本市の市営住宅入居希望者はふえる一方で、待機者は9月現在で574人になっています。これでは入るまでじっと待つしかありません。本市は、県内他市と比べて核家族化が進行していることも特徴の一つで、人口は減少しているが、世帯はふえているのであり、他市と比べて市民の市営住宅への入居希望は大変強まっています。同時に市営住宅の老朽化と入居者の高齢化が相まってエレベーターの設置や台所、おふろ場などの改修は待ったなしであるにもかかわらず、市民にはその計画が十分見えません。  第3は、前橋市の顔である駅前の景観が多くの方々から指摘を受けるような状況になっていることです。本市には景観条例と景観にかかわる問題を指導、助言するアドバイザー事業がありますが、そうした事業を行っているにもかかわらず、本市の表玄関でもある駅前に開店した全国チェーンの2店舗が助言や指導を受け入れなかったことは大変遺憾であります。  第4は、公園整備費用に膨大な予算をつぎ込んでいることです。公園整備そのものを否定するものではありません。しかし、財政難を理由に市民のさまざまな要望にこたえられないという状況がありながら、その一方で公園整備には過大な財政投入をし過ぎているのではないでしょうか。必要最小限の公園整備にとどめるなどの見直しが必要だと思います。  次に、議案第133号 嶺公園特別会計については、墓地の管理料に市としての納税義務のない消費税を転嫁していることから認めることはできません。  最後に、議案第135号 簡易水道及び137号、138号の上下水道会計についてです。水道会計は、値上げを抑え、市民要望にこたえた点では評価するところです。しかし、毎日欠かすことのできない水道料金やそれに連動する下水道料金に公平税制である消費税が転嫁されており、長引く不況下では低所得者にとって大変な負担となっているために賛成できません。  以上、詳しくは本会議にゆだねることにして反対の討論といたします。 271 【笠原(久)委員】 私は、前光クラブを代表しまして、本委員会に付託されました議案第129号 平成16年度前橋市一般会計決算認定についてを初め以下全議案について賛成の立場から討論をいたします。  平成16年度予算は、高木市長の手元で初めて組まれた予算でありました。提案された昨年5月の本議会におきまして、市長は次のような提案理由の説明をしております。予算編成の基本的な考え方として、私の基本理念である風光る前橋を目指してマニフェストの実現を図る上ですぐ実行できること、すぐに変えられること、さらには任期中に実現を図ることを念頭に歳入歳出の均衡を図りながら市民の皆様のために生きた予算となるように努めたものであるとしております。私どもは、そうした市長の基本姿勢がどのような形で決算にあらわれ、それが真に市民にとって生きた決算となったのかどうかという視点に立って詳細に審査をさせていただきました。結論から申し上げますと、厳しい財政状況の中、よくぞここまでさまざまな事務事業を行ったものだと大変驚きもし、高木市長の手腕に感心した次第であります。  その評価した主なものを申し上げますと、まず土地区画整理事業では現在施工中の地区を中心に計画的な整備に努め、進捗率の高い地区の早期完成に向け積極的に取り組んでいただきました。幹線道路整備関係では、慢性的な交通渋滞緩和のための交差点改良が実施され、また生活関連道路整備ではだれもが安心して通れる歩道環境の整備を推進し、人に優しい安全な道路整備を目指して歩道段差の解消や自転車歩行者道の整備等が確実に推進されました。市営住宅関係では広瀬第5団地の建てかえ、公園整備関係では前橋公園の修景施設整備や新市建設計画に盛り込んだみやぎ千本桜の森などの計画的な整備を行ったほか、六供天神公園など身近な公園についても整備を進められました。水道事業関係では、県一清里前原受水場の諸工事などを行い、安全な水の安定供給に取り組まれ、さらに下水道事業関係では下水道の管渠整備を引き続き行うとともに、市民の良好な生活環境の維持に努められたことを了とするものであります。  以上、簡単に平成16年度決算を振り返ってみましたが、高木市長が公約した風光る前橋の実現、さらには活力のある元気で楽しい前橋とするためには、本委員会所管の事務事業は市民生活の根幹をなすものでありますので、引き続き市長を先頭に職員一丸となって邁進していただきますことをお願いしておきたいと思います。  なお、本委員会において我が会派の各委員が指摘、要望した事項につきましては、その実現に向けて努力されることを強く要望いたしまして、賛成の討論といたします。 272 【土屋委員】 私は、フォーラム前橋を代表し、本委員会に付託されました議案第129号 平成16年度前橋市一般会計決算認定についてほか4件の全議案について賛成の立場から討論を行います。  我が国は、少子高齢化が世界に類を見ない速さで進行し、家族のあり方や会社と個人の関係も急速に変容しつつあります。また、冷戦の終結や情報化の進展などを背景として国境を越えての経済活動も活発化し、世界規模で競争が激化するとともに、各国家間の相互依存関係も拡大、深化してきております。このような中で公平な社会を構築し、連続的な経済社会の活性化を図るためということで、税制を初めさまざまな分野で構造改革が進められております。産業界においても産業再生や不良債権処理などの構造改革が推進され、平成16年度の政府経済見通しにおいては企業収益が大幅に改善され、生産や設備投資の増加に伴い引き続き緩やかな回復傾向をたどり、企業部門での雇用や所得環境も持ち直す動きが予測されております。また、企業物価は原油などの素材価格の高騰による影響も見られるが、消費者物価は下落基調が続くなど緩やかなデフレ状況が継続するものとも見込まれております。そして、結果として平成16年度の実質成長率は当初の1.8を上回る1.9%となり、3年連続のプラスとなりました。しかし、雇用、所得環境も失業率こそ低下傾向にありますが、次代を担う若年労働者の就業機会や雇用条件は依然として厳しい状況にあること、また原油価格の動向が消費生活にまで影響が出始めていること、そしてさらに予定も含め相次ぐ税制改革、社会保障給付の見直し等に対する生活への不安等々があり、国民の方々は回復傾向にあるということを実感されていないのではないかと推察しております。  また、平成16年度は政府が三位一体改革を本格化させた年であり、地方自治体は予算編成に苦慮されたと伺っております。このような社会経済状況下での本市予算執行は、大変なご努力が伴ったものと思います。特に大胡、宮城、粕川の合併を無事終了させ、新生前橋を出発させた年でもありましたので、そのご労苦はひとしおであったものと推察をしております。そして、そのご努力の結果、平成16年度の一般会計決算の歳入総額は対前年度比12.5%増しの1,201億4,964万円、歳出総額1,176億2,074万円となり、平成17年度への繰越財源を差し引いた実質収支では23億9,058万円の黒字となりました。企業収益の伸びによる法人市民税の増や住宅の新増築等に伴う固定資産税の増などに起因するものと思われますが、しかし今後は三位一体改革の推進により国庫補助負担金の削減や個人所得の伸び悩み等により財源確保は困難化してくることが予測されます。さらには、厳しい市民生活を物語るかのように各会計の滞納額も増加し、歳入の減を招いてもおります。滞納解消に向け公正や財源確保の観点からもより一層のご努力をいただきますようお願いをしておきます。  また、市の財政状況は各種財政指標から見ても経常一般財源比率は好転したものの、財政力指数、経常収支比率、そして公債費比率はいずれも悪化傾向にありますので、合併のメリットを生かし、財政の健全化に向けさらなるご努力をいただきますよう要望いたします。  厳しい行財政運営を迫られながらも本市といたしましては、一つに次世代に緑豊かな環境を引き継ぐための環境都市宣言、二つに前橋を全国に発信したねんりんピックの開催、三つに次世代育成支援行動計画の策定、四つに学校給食への地場産農産物の利用促進、五つに子供読書活動の推進等々に取り組み、ご努力をいただきました。また、本委員会の関係におきましては、日下部橋改良に向けての調査、土地区画整理事業への積極推進、三つに大室公園、前橋公園、中央児童遊園等の継続的整備、四つに広瀬第5団地UE棟の建設、五つに墓地造成を初めとする嶺公園整備、六つに石綿管布設工事の推進、七つに合流改善事業のモニタリングや雨水基本計画のシミュレーション業務等々の事業を展開し、住みよいまちづくりに向けご努力をいただきましたので、これを評価いたします。  なお、厳しい行財政運営下ではありますが、土地区画整理区域内における地権者の生活実態把握とその対応、二つに市民の安全確保に向けての各種道路整備の促進、三つに少子高齢社会での宅地の狭隘化や住宅の集合化の振興への対応策としての各種公園整備、四つに公営企業会計の健全化等々により一層のご努力を要望し、賛成の討論といたします。 273 【中里委員】 私は、公明党市議会議員団を代表いたしまして、付託をされた議案第129号 平成16年度前橋市一般会計決算認定以下全議案に対して賛成の立場から討論をいたします。  平成16年度我が国経済状況としては緩やかな回復傾向と言われる中、本市として行政のスリム化を図り、行財政改革への取り組みに努められました。平成16年度の一般会計決算額は、歳入総額1,201億4,964万円、歳出総額1,176億2,074万円で、歳入歳出差引額では25億2,890万円となり、平成17年度への繰越財源を差し引いた実質収支は23億9,058万円の黒字でありました。  さて、本委員会所管の主な事業の決算状況を見ますと、各種施策の実施に対して具体的な前進が見られるものであります。  まず、道路整備事業では自転車利用者の安全確保を目的とし、計画的に進められている自転車歩行者道整備、そして側溝新設整備を初めとし、橋梁の老朽化に対応した雷神橋の新設事業など積極的に取り組まれたことを了とするところであります。交通事故防止と各地域、自治会からの要望対応を的確に、そして一層のご努力を今後も要望いたすところであります。  都市計画事業については、住みよいまちづくりとして健全な市街地機能を目指し、六供土地区画整理事業を着実に推進、また上毛大橋完成に合わせ関連する都市計画道路及び区画道路等の整備改善として川原第三区画整理事業等にも取り組まれ、これを了とするものであります。  公園整備事業につきましては、身近な公園緑地整備事業、管理事業を初め全国都市緑化フェアを目指す中での多くの総合公園、運動公園等の整備事業を計画的に推進されております。  市営住宅関係では、老朽住宅建てかえを行い、市民生活の安定と社会福祉の増進を目的とし、広瀬第5団地UE棟の建設、そして入居者の生活環境改善のための市営住宅維持管理にも着実に努められたことを了とするものであります。  水道事業としては、財政厳しい中において実情を十分認識、分析をされて安全で安定した給水の維持確保に取り組み、下水道事業においても計画的な管渠の整備が進められたほか、今後も下水道普及を着実に進める中において健全な財政運営に全力で取り組まれることを望むところであります。  以上申し上げましたが、各分野において新規事業を含め市民の生活環境の向上のためさまざまな施策を講じ、努力をされてきていることを評価いたします。今後も新市建設計画に基づき市民の理解を得られるまちづくりを進められることを要望いたします。  また、公明党市議団が総括質問、さらに本委員会で指摘、要望させていただいた点につきましては今後の行財政運営において十分な配慮と積極的な対応、そして推進を強く要望させていただき、賛成の討論といたします。 274 【北爪委員長】 以上で討論を終わります。 275              ◎ 表       決 【北爪委員長】 これより付託を受けました議案第129号、第133号、第136号、第137号、第138号、以上5件を一括採決いたします。  本案は認定することに賛成の委員の起立を求めます。                (起立多数) 276 【北爪委員長】 起立多数です。  よって、議案第129号、第133号、第136号、第137号、第138号、以上5件は認定すべきものと決まりました。 277              ◎ 委員長報告の件 【北爪委員長】 お諮りいたします。  委員長報告の文案につきましては、正副委員長に一任願えるでしょうか。                (「異議なし」の声あり) 278 【北爪委員長】 ご異議もありませんので、そのように決定をさせていただきます。 279              ◎ 散       会 【北爪委員長】 以上で本委員会に付託を受けた議案の審査を終了いたしましたので、会議を閉じます。                                         (午後4時4分) 当サイトに掲載されているすべてのコンテンツは前橋市議会の著作物であり、日本国内の法律および国際条約によって保護されています。 Copyright (c) Maebashi City Council, all rights reserved. ↑ 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